八人の山番(シマグチ混じり)

概要

今は琉大の敷地になっていますけどねぇ、千原にですよ、トーフケー松というのがありました。これは、今先石原さんが言った通りだけど、西原間切から西原村なったさね、その当時村有地というのは十八万から二十万坪あるわけよね。それだから、この坪数はこれだけあるがこの立木というのはよ、ほとんど中城の隣近所、宜野湾の隣近所になっているから方々から夜な夜な山盗人が来てからに、木も松も全部もう切られているから、間切がこんなことしてはいけないとして、それで、トーフケー松のところに御願所を造って、そしてまた、さらに八人のですね、山番人をつくって置いたわけですよ。その八人の山番というのは、前組が大家喜納小、呉屋小、屋良の三軒で、中組は前泊と知名の二軒、また北組には茶山普天間、泉川、それから西石原の三箇所でもって管理しておったわけね。そいで、北組では三名、中組で二名、南組で三名だから合計八名なるわけでしょう。その八名の山番人がいて、そいで、「中城から宜野湾とか方々から山の立木、これを盗まれたらいかないから。」ということでお互いに団結してねぇ、この山番人は協力したんですよねぇ。これは年に一回はですねぇ、山御願というのがあったんだよ。「これ団結してもやらなければならないから。」と言って旧正月の二日、この松のところに御香炉おいてねぇ、御願所準備して御願したんですよ。その山御願には八名の管理人がこのトーフケー松に茶山泉川が一番近いから、茶山泉川に集まってねぇ、そしてみんなを代表して山番人の八人の人が、「どうか無難でありますように。」いうような祈願をして、それからが引き上げて来て、また茶山泉川で歌三味線をやってですねぇ、八名の番人がね、揃って思い思いに隠し芸なんかやってですねぇ、ひじょうに盛大に遊んだのは我々も覚えておる。

再生時間:4:00

民話詳細DATA

レコード番号 47O361069
CD番号 47O36C038
決定題名 八人の山番(シマグチ混じり)
話者がつけた題名 トーフケー松の話
話者名 呉屋幸夫
話者名かな ごやゆきお
生年月日 19130502
性別
出身地 沖縄県西原町字上原
記録日 19830813
記録者の所属組織 沖縄口承文芸学術調査団
元テープ番号 西原町字上原調査3班T38A06
元テープ管理者 沖縄伝承話資料センター
分類 伝説
発句(ほっく)
伝承事情
文字化資料 西原町史 別巻西原の民話P339
キーワード 八人の山番,山番,トーフケー松,喜納,呉屋,屋良,茶山普天間,山御願
梗概(こうがい) 今は琉大の敷地になっていますけどねぇ、千原にですよ、トーフケー松というのがありました。これは、今先石原さんが言った通りだけど、西原間切から西原村なったさね、その当時村有地というのは十八万から二十万坪あるわけよね。それだから、この坪数はこれだけあるがこの立木というのはよ、ほとんど中城の隣近所、宜野湾の隣近所になっているから方々から夜な夜な山盗人が来てからに、木も松も全部もう切られているから、間切がこんなことしてはいけないとして、それで、トーフケー松のところに御願所を造って、そしてまた、さらに八人のですね、山番人をつくって置いたわけですよ。その八人の山番というのは、前組が大家喜納小、呉屋小、屋良の三軒で、中組は前泊と知名の二軒、また北組には茶山普天間、泉川、それから西石原の三箇所でもって管理しておったわけね。そいで、北組では三名、中組で二名、南組で三名だから合計八名なるわけでしょう。その八名の山番人がいて、そいで、「中城から宜野湾とか方々から山の立木、これを盗まれたらいかないから。」ということでお互いに団結してねぇ、この山番人は協力したんですよねぇ。これは年に一回はですねぇ、山御願というのがあったんだよ。「これ団結してもやらなければならないから。」と言って旧正月の二日、この松のところに御香炉おいてねぇ、御願所準備して御願したんですよ。その山御願には八名の管理人がこのトーフケー松に茶山泉川が一番近いから、茶山泉川に集まってねぇ、そしてみんなを代表して山番人の八人の人が、「どうか無難でありますように。」いうような祈願をして、それからが引き上げて来て、また茶山泉川で歌三味線をやってですねぇ、八名の番人がね、揃って思い思いに隠し芸なんかやってですねぇ、ひじょうに盛大に遊んだのは我々も覚えておる。
全体の記録時間数 4:48
物語の時間数 4:00
言語識別 混在
音源の質
テープ番号
予備項目1

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