その川下りとかいうのを二回ずつ、祝儀するかっていうのはよ、その意味はこのようであったって。
昔棚原にはね、非常に意地悪い者、もう乱暴者が一人いたそうだ。もう部落の字民からも、とても嫌われている者でね、これが、祝儀をするたびに、あるいはまた、折目の毎に物を荒らしたりよ、坊じゃーが生まれてね、川下りをするときに、みんなこれが取って食べてしまい、腐らしよったってよ。それで、村の青年たちが、この者は、どんなにかしないといけないって言ってからに、みんなコーガキーして行ってからに、これが寝ているときに、これの家に火を付けてからによ、家を燃やしたわけね。そうしたから、これは出ることができなくて、家と一緒に燃えてしまったわけね。それからは、荒らす者もいなくなって、邪魔もなくなってからに、川下りはひとつになっているんだよ。その前はもう、これに邪魔されるから、二回ずつ準備しよったって。これは棚原の話だよ。この話は今いらっしゃったら、百五十、百六十ぐらいになる上原の人でね、亀屋良のタンメーという人から、聞いた話なんですがね。昔は扇風機があるものではないですからね、風を涼みにって、みんな隣近所の人が集まって、筵を敷いたり、ニクブクを敷いたりして、寝たり起きたりしていたから、この人は非常に話好きだからね、その場合の夜に聞いた話だよ。
| レコード番号 | 47O361068 |
|---|---|
| CD番号 | 47O36C038 |
| 決定題名 | 満さんを二度やる理由(シマグチ) |
| 話者がつけた題名 | - |
| 話者名 | 呉屋幸夫 |
| 話者名かな | ごやゆきお |
| 生年月日 | 19130502 |
| 性別 | 男 |
| 出身地 | 沖縄県西原町字上原 |
| 記録日 | 19830813 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄口承文芸学術調査団 |
| 元テープ番号 | 西原町字上原調査3班T38A05 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 伝説 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | 亀屋良のタンメーという人から聞いた |
| 文字化資料 | 西原町史 別巻西原の民話P413 |
| キーワード | 満さん,乱暴者,川下り, |
| 梗概(こうがい) | その川下りとかいうのを二回ずつ、祝儀するかっていうのはよ、その意味はこのようであったって。 昔棚原にはね、非常に意地悪い者、もう乱暴者が一人いたそうだ。もう部落の字民からも、とても嫌われている者でね、これが、祝儀をするたびに、あるいはまた、折目の毎に物を荒らしたりよ、坊じゃーが生まれてね、川下りをするときに、みんなこれが取って食べてしまい、腐らしよったってよ。それで、村の青年たちが、この者は、どんなにかしないといけないって言ってからに、みんなコーガキーして行ってからに、これが寝ているときに、これの家に火を付けてからによ、家を燃やしたわけね。そうしたから、これは出ることができなくて、家と一緒に燃えてしまったわけね。それからは、荒らす者もいなくなって、邪魔もなくなってからに、川下りはひとつになっているんだよ。その前はもう、これに邪魔されるから、二回ずつ準備しよったって。これは棚原の話だよ。この話は今いらっしゃったら、百五十、百六十ぐらいになる上原の人でね、亀屋良のタンメーという人から、聞いた話なんですがね。昔は扇風機があるものではないですからね、風を涼みにって、みんな隣近所の人が集まって、筵を敷いたり、ニクブクを敷いたりして、寝たり起きたりしていたから、この人は非常に話好きだからね、その場合の夜に聞いた話だよ。 |
| 全体の記録時間数 | 3:52 |
| 物語の時間数 | 2:54 |
| 言語識別 | 方言 |
| 音源の質 | ◎ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |