御殿の馬勝負、平良真地の方で、平良真地て、平良の後の方にあったわけよ。百姓のあの乗る馬追いとは変わっていたって。侍であるわけよ。それだが分かっている。それで公儀から、「いつの幾日、平良真地の方で馬勝負だからみんな、御殿殿内、馬出してよ。」としたから、渡嘉敷ペークーは雌馬を立たしていたって。そうしてから雌馬乗って行ったからよ、だぁ雌馬でしょ。全部雄馬であるからよ、もう雄馬とても鳴いてしたから、王様が、「えぇペークー、お前の馬、お前は今日は馬勝負、勝負はこんなにして雌馬乗て来るとや、全部雄馬鳴いてから、こんなことしてはいけないよ。」と言ったから、「あん、あなたが馬、雄馬ておっしゃったら、私は雄馬乗って来よったのに。ただ馬じゅりておっしゃったので、だぁ、私は雌馬が立っていたので、雌馬を乗って来ました。」と言ってしたから、「とぉそんなら、お前の馬は側の方でくびっておってよ、私がいうものに乗ってごらん。」としたから、いうのに乗ってていうと王様の馬だよ、王様の馬。「思うのから乗ってごらん。」としたから、「はい。」と言って王様の馬に乗ってからにこんなにして、二回だけしか、かねく歩いたね、家に持って行ってからに自分の家にくびってよ、渡嘉敷ペークーは。そうしてから、平良真地からもう馬取りに来ていたって。この王様の言いつけして、「馬、今取って来い。」ってしたから、それで、この使いたちは、またペークーは叱ってよ、「何でお前たちは何をしに来たか。」としたから、「王様が馬取って来いって。」したから、「あい、王様から私はもらっているのにな。」と言ってよ、「あの王様がお前が乗ってごらんておっしゃったんだのに。」「馬までもらわしていらっしゃらないよ。」と言っているんだのによ、「あん、乗ってごらんていうと、乗ったら家に持ってくるんだよどこに私は持って行くか。」そうしてから、「とぉ、そんなら持って行け。」と言って、ただこんなにしてよ、家に持って来て馬を、王様の馬乗ってからに家でくびっていたって。渡嘉敷ペークーという人は。
| レコード番号 | 47O360852 |
|---|---|
| CD番号 | 47O36C031 |
| 決定題名 | 渡嘉敷ペーク 馬競争(シマグチ) |
| 話者がつけた題名 | - |
| 話者名 | 与那嶺三郎 |
| 話者名かな | よなみねさんら |
| 生年月日 | 18960225 |
| 性別 | 男 |
| 出身地 | 沖縄県西原町字小波津 |
| 記録日 | 19820218 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄口承文芸学術調査団 |
| 元テープ番号 | 西原町字小波津調査3班T30A09 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 笑話 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | 西原町史 別巻西原の民話P218 |
| キーワード | 渡嘉敷ペーク,馬競争,馬,雄馬,雌馬 |
| 梗概(こうがい) | 御殿の馬勝負、平良真地の方で、平良真地て、平良の後の方にあったわけよ。百姓のあの乗る馬追いとは変わっていたって。侍であるわけよ。それだが分かっている。それで公儀から、「いつの幾日、平良真地の方で馬勝負だからみんな、御殿殿内、馬出してよ。」としたから、渡嘉敷ペークーは雌馬を立たしていたって。そうしてから雌馬乗って行ったからよ、だぁ雌馬でしょ。全部雄馬であるからよ、もう雄馬とても鳴いてしたから、王様が、「えぇペークー、お前の馬、お前は今日は馬勝負、勝負はこんなにして雌馬乗て来るとや、全部雄馬鳴いてから、こんなことしてはいけないよ。」と言ったから、「あん、あなたが馬、雄馬ておっしゃったら、私は雄馬乗って来よったのに。ただ馬じゅりておっしゃったので、だぁ、私は雌馬が立っていたので、雌馬を乗って来ました。」と言ってしたから、「とぉそんなら、お前の馬は側の方でくびっておってよ、私がいうものに乗ってごらん。」としたから、いうのに乗ってていうと王様の馬だよ、王様の馬。「思うのから乗ってごらん。」としたから、「はい。」と言って王様の馬に乗ってからにこんなにして、二回だけしか、かねく歩いたね、家に持って行ってからに自分の家にくびってよ、渡嘉敷ペークーは。そうしてから、平良真地からもう馬取りに来ていたって。この王様の言いつけして、「馬、今取って来い。」ってしたから、それで、この使いたちは、またペークーは叱ってよ、「何でお前たちは何をしに来たか。」としたから、「王様が馬取って来いって。」したから、「あい、王様から私はもらっているのにな。」と言ってよ、「あの王様がお前が乗ってごらんておっしゃったんだのに。」「馬までもらわしていらっしゃらないよ。」と言っているんだのによ、「あん、乗ってごらんていうと、乗ったら家に持ってくるんだよどこに私は持って行くか。」そうしてから、「とぉ、そんなら持って行け。」と言って、ただこんなにしてよ、家に持って来て馬を、王様の馬乗ってからに家でくびっていたって。渡嘉敷ペークーという人は。 |
| 全体の記録時間数 | 2:48 |
| 物語の時間数 | 2:32 |
| 言語識別 | 方言 |
| 音源の質 | △ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |