昔、シチネンダというところに仲の良い夫婦がいたそうだ。この夫婦はたいへんな美男美女であった。ある時、夫が病気になり、妻に「おまえは、私が死んだら他の人と結婚してしまうんだろう。」と言い、妻の鼻をかみちぎってしまった。その後夫は回復したのだが、鼻を切り落として醜くなった妻を捨て、他の女と結婚してしまった。妻はやせはてて死んでしまい、毎晩墓から出てきた。夫は妻をさかさまに打ちつけて葬ったが、逆立ちしても出てきたので逆立ち幽霊と言われるようなった。池城親方は首里から通いながらそこを通っていた。池城親方は幽霊が見える人だったので、幽霊に「あなたはどうしてこのように毎晩歩きまわっているのか。」と聞くと、幽霊は「夫に裏切られて死ぬに死ねない。」と言った。池城親方は打ちつけた釘を抜いやったので、幽霊は夫に復讐をした。自然壕の中に池のようなものが出来ていて、中に鯉が三匹住んでいた。池城親方はこれを幽霊からお礼として貰った。(この御利益で出世したが)だが、この鯉を一匹殺してしまったので、王府での役職は二代しか続かなかった。
| レコード番号 | 47O360841 |
|---|---|
| CD番号 | 47O36C030 |
| 決定題名 | 池城親方(共通語) |
| 話者がつけた題名 | 逆立ち幽霊 |
| 話者名 | 小波津武 |
| 話者名かな | こはつたけし |
| 生年月日 | 19050126 |
| 性別 | 男 |
| 出身地 | 沖縄県西原町字小波津 |
| 記録日 | 19820218 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄口承文芸学術調査団 |
| 元テープ番号 | 西原町字小波津調査6班T29B01 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 伝説 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | - |
| キーワード | 池城親方,逆立ち幽霊,復讐,夫婦,鼻 |
| 梗概(こうがい) | 昔、シチネンダというところに仲の良い夫婦がいたそうだ。この夫婦はたいへんな美男美女であった。ある時、夫が病気になり、妻に「おまえは、私が死んだら他の人と結婚してしまうんだろう。」と言い、妻の鼻をかみちぎってしまった。その後夫は回復したのだが、鼻を切り落として醜くなった妻を捨て、他の女と結婚してしまった。妻はやせはてて死んでしまい、毎晩墓から出てきた。夫は妻をさかさまに打ちつけて葬ったが、逆立ちしても出てきたので逆立ち幽霊と言われるようなった。池城親方は首里から通いながらそこを通っていた。池城親方は幽霊が見える人だったので、幽霊に「あなたはどうしてこのように毎晩歩きまわっているのか。」と聞くと、幽霊は「夫に裏切られて死ぬに死ねない。」と言った。池城親方は打ちつけた釘を抜いやったので、幽霊は夫に復讐をした。自然壕の中に池のようなものが出来ていて、中に鯉が三匹住んでいた。池城親方はこれを幽霊からお礼として貰った。(この御利益で出世したが)だが、この鯉を一匹殺してしまったので、王府での役職は二代しか続かなかった。 |
| 全体の記録時間数 | 7:43 |
| 物語の時間数 | 7:19 |
| 言語識別 | 共通語 |
| 音源の質 | ◎ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |