クスケー由来(シマグチ)

概要

ウフドゥ松原、松川というところのあっち側の道から辻通いをしたという、ジュリ呼びが長いこと行かなかったから、この自分のあれしておったジュリが死んでですね、そこに葬られておったそうです。それで、昔は人が死んだ後、墓の門のところに雨垂れといって、ススキで屋根は葺くわけね。それで、雨が降ったからそのジュリ呼びは自分があれしておった女郎が葬られているところに隠れたんだな。そうしたら、そこから、この女郎と一緒にそこから出てね、「私たちの方に。」と言って、首里に行って、向こうで三味線弾いたから、隣の方が、「何をあなたは自分一人で三味線弾いて、喜んでいるか。」と言ったから、「はぁ、私はね、前から求めてるジュリと一緒であるのに。」と、「そんなら、ここにいらっしゃい。」と言って、隣の方に呼んでからに戸の節穴から見せたから、自分の求めておったジュリがもう舌を長くして三味線を持って座っておるそうです。「はぁ、大変している。」と言ってからにこのジュリは、「通水節弾こう。」と言っているわけ。また客が、「柳山川弾こう。」と言っているわけ。長い間揉めていたけど、後は客が柳山川弾いたから、このジュリはパチみかして飛んでからに折り櫛になって置かれていたって。それから、またそこの墓に行ったから、このジュリアンマーが、「おまえの客は、今、坊じゃーを儲けているからね、あれのマブイ(魂)を取って来い。」と使ったって、「そんなら、あそこに行ったらどんなにしてあれしますかね。」と言ったから、「クシャミをさせてからにだけどあそこがクスケーと言うと、生きている人の魂は取れない。」と、「クスケー、クスケーと言ったらどうするか。」と言ったら、「生きている人はこれは知らないよ。」と、「じゃ、それなら行って取って来よう。」と言って行かしたって。そしたから、クシャミをさせてマブイを取るとしたから、クスケー、クスケーして、また昔は赤ん坊が生まれたら、甘草といってね、湯をかけて飲ましよったそうです。これを飲ましたら咳をしていても止まると言って、それで、「甘草を飲ませ。」と言ってから、フーイ、フーイしたからよ、もう絶対にマブイは取れなかったって。それから、クスケーとか、またフーイフーイというのは始まったそうです。

再生時間:2:43

民話詳細DATA

レコード番号 47O360782
CD番号 47O36C028
決定題名 クスケー由来(シマグチ)
話者がつけた題名
話者名 城間清茂
話者名かな しろませいも
生年月日 18980615
性別
出身地 沖縄県西原町字翁長
記録日 19820218
記録者の所属組織 沖縄口承文芸学術調査団
元テープ番号 西原町字翁長調査12班T27A10
元テープ管理者 沖縄伝承話資料センター
分類 本格昔話
発句(ほっく)
伝承事情
文字化資料 西原町史 別巻西原の民話P142
キーワード クスケー由来,クスケー,辻,尾類,ジュリ,子供,魂
梗概(こうがい) ウフドゥ松原、松川というところのあっち側の道から辻通いをしたという、ジュリ呼びが長いこと行かなかったから、この自分のあれしておったジュリが死んでですね、そこに葬られておったそうです。それで、昔は人が死んだ後、墓の門のところに雨垂れといって、ススキで屋根は葺くわけね。それで、雨が降ったからそのジュリ呼びは自分があれしておった女郎が葬られているところに隠れたんだな。そうしたら、そこから、この女郎と一緒にそこから出てね、「私たちの方に。」と言って、首里に行って、向こうで三味線弾いたから、隣の方が、「何をあなたは自分一人で三味線弾いて、喜んでいるか。」と言ったから、「はぁ、私はね、前から求めてるジュリと一緒であるのに。」と、「そんなら、ここにいらっしゃい。」と言って、隣の方に呼んでからに戸の節穴から見せたから、自分の求めておったジュリがもう舌を長くして三味線を持って座っておるそうです。「はぁ、大変している。」と言ってからにこのジュリは、「通水節弾こう。」と言っているわけ。また客が、「柳山川弾こう。」と言っているわけ。長い間揉めていたけど、後は客が柳山川弾いたから、このジュリはパチみかして飛んでからに折り櫛になって置かれていたって。それから、またそこの墓に行ったから、このジュリアンマーが、「おまえの客は、今、坊じゃーを儲けているからね、あれのマブイ(魂)を取って来い。」と使ったって、「そんなら、あそこに行ったらどんなにしてあれしますかね。」と言ったから、「クシャミをさせてからにだけどあそこがクスケーと言うと、生きている人の魂は取れない。」と、「クスケー、クスケーと言ったらどうするか。」と言ったら、「生きている人はこれは知らないよ。」と、「じゃ、それなら行って取って来よう。」と言って行かしたって。そしたから、クシャミをさせてマブイを取るとしたから、クスケー、クスケーして、また昔は赤ん坊が生まれたら、甘草といってね、湯をかけて飲ましよったそうです。これを飲ましたら咳をしていても止まると言って、それで、「甘草を飲ませ。」と言ってから、フーイ、フーイしたからよ、もう絶対にマブイは取れなかったって。それから、クスケーとか、またフーイフーイというのは始まったそうです。
全体の記録時間数 2:55
物語の時間数 2:43
言語識別 方言
音源の質
テープ番号
予備項目1

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