幸地熱田の子と津記武多按司(シマグチ)

概要

幸地按司は今帰仁按司の孫で親が伊波按司である。伊波按司の八男である幸地按司は、幸地部落にいって政治をとりなさいと言われて幸地按司として幸地地域を守られた。その中で幸地按司と津記武多按司は聟兄弟であった。(ある時)津記武多按司の奥さんが亭良左川のそばで髪を洗っている時、幸地熱田の子がそこを通りかかって津記武多按司の奥さんの着物のすそを細い竹の棒でめくった。それで奥さんが恥をかかされたと怒って家に帰り、その事を津記武多按司に言った。(それを聞いて)津記武多按司は怒って、そんなことならば幸地按司を殺してやろうと刀を造り、その刀を造ったお祝いだから幸地熱田の子に来てくれないかと呼んだ。頭のいい幸地熱田の子は呼ばれたときに、以前のことをうらんで何かたくらんでいるんだなあと思いながら様子をうかがっていた。いってみると、ごちそうやお酒がだされていた。幸地熱田の子は、酒は弱いのだが、よったふりをして「こんな大きなお祝いだからいっぺん躍らせてくれないか。」と言った。津記武多按司もそれはいいということで踊った。それから幸地按司は刀を見せてくれないかと言った。それを手にとって刀を(さやから)ぬいて、ふりだめし、切りだめしだと言いながら、片っぱしから(そこの人々を)切った。それで津記武多按司は滅んだらしい。

再生時間:3:34

民話詳細DATA

レコード番号 47O360568
CD番号 47O36C021
決定題名 幸地熱田の子と津記武多按司(シマグチ)
話者がつけた題名 幸地熱田の子の話
話者名 与那嶺栄幸
話者名かな よなみねえいこう
生年月日
性別 19240417
出身地 沖縄県西原町字幸地
記録日 19820217
記録者の所属組織 沖縄口承文芸学術調査団
元テープ番号 西原町字幸地調査班T19A03
元テープ管理者 沖縄伝承話資料センター
分類 伝説
発句(ほっく)
伝承事情
文字化資料 西原町史 別巻西原の民話P417
キーワード 津記武多按司,幸地按司,今帰仁按司,伊波按司,仕返し
梗概(こうがい) 幸地按司は今帰仁按司の孫で親が伊波按司である。伊波按司の八男である幸地按司は、幸地部落にいって政治をとりなさいと言われて幸地按司として幸地地域を守られた。その中で幸地按司と津記武多按司は聟兄弟であった。(ある時)津記武多按司の奥さんが亭良左川のそばで髪を洗っている時、幸地熱田の子がそこを通りかかって津記武多按司の奥さんの着物のすそを細い竹の棒でめくった。それで奥さんが恥をかかされたと怒って家に帰り、その事を津記武多按司に言った。(それを聞いて)津記武多按司は怒って、そんなことならば幸地按司を殺してやろうと刀を造り、その刀を造ったお祝いだから幸地熱田の子に来てくれないかと呼んだ。頭のいい幸地熱田の子は呼ばれたときに、以前のことをうらんで何かたくらんでいるんだなあと思いながら様子をうかがっていた。いってみると、ごちそうやお酒がだされていた。幸地熱田の子は、酒は弱いのだが、よったふりをして「こんな大きなお祝いだからいっぺん躍らせてくれないか。」と言った。津記武多按司もそれはいいということで踊った。それから幸地按司は刀を見せてくれないかと言った。それを手にとって刀を(さやから)ぬいて、ふりだめし、切りだめしだと言いながら、片っぱしから(そこの人々を)切った。それで津記武多按司は滅んだらしい。
全体の記録時間数 4:04
物語の時間数 3:34
言語識別 方言
音源の質
テープ番号
予備項目1

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