墓から手(シマグチ)

概要

昔、辻に尾類を買いに行き、そこに泊まって明け方早く戻る途中に雨が降ったので墓で雨宿りをし、友達三人は約束した。一人は臆病者で二人は意地が強かった。それで「どんなことがあっても三人はにげないでおこう。」との約束だったって。そしたら臆病者が髪をひっぱられたので二人は逃げ、この臆病者は意地をもって「お前は生き身の者なのか、何なんか。死んだ者の魂なのか。」と聞いたら、「私はどこの誰だか、私は生きているよ、私は死んだと思われここに送られているから家につれていってくれ。」といったので連れていった。すると家では初七日の準備をしていたので「これは亡くなったのにここに入ってくるわけがない。もう一週間にもなっているし生きているわけがない。これは幽霊だよ。」「私たちが雨宿りしているとこんな、こんなで、だから魂ではなく本当に生きている。」といって「ああ、そうか。」といってそこはなっとくして仏壇に供えている物をおろしてその恩義をかえすといっているわけ。それでそれをすべてたべたらしい。

再生時間:3:19

民話詳細DATA

レコード番号 47O360405
CD番号 47O36C015
決定題名 墓から手(シマグチ)
話者がつけた題名
話者名 野国マカト
話者名かな のぐにまかと
生年月日 19050315
性別
出身地 沖縄県西原町字西原
記録日 19810614
記録者の所属組織 沖縄口承文芸学術調査団
元テープ番号 西原町字池田調査班T13B03
元テープ管理者 沖縄伝承話資料センター
分類 伝説
発句(ほっく)
伝承事情
文字化資料
キーワード
梗概(こうがい) 昔、辻に尾類を買いに行き、そこに泊まって明け方早く戻る途中に雨が降ったので墓で雨宿りをし、友達三人は約束した。一人は臆病者で二人は意地が強かった。それで「どんなことがあっても三人はにげないでおこう。」との約束だったって。そしたら臆病者が髪をひっぱられたので二人は逃げ、この臆病者は意地をもって「お前は生き身の者なのか、何なんか。死んだ者の魂なのか。」と聞いたら、「私はどこの誰だか、私は生きているよ、私は死んだと思われここに送られているから家につれていってくれ。」といったので連れていった。すると家では初七日の準備をしていたので「これは亡くなったのにここに入ってくるわけがない。もう一週間にもなっているし生きているわけがない。これは幽霊だよ。」「私たちが雨宿りしているとこんな、こんなで、だから魂ではなく本当に生きている。」といって「ああ、そうか。」といってそこはなっとくして仏壇に供えている物をおろしてその恩義をかえすといっているわけ。それでそれをすべてたべたらしい。
全体の記録時間数 3:42
物語の時間数 3:19
言語識別 方言
音源の質
テープ番号
予備項目1

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