(神様が)貧しい者の家に行くと、火を燃やして(年越して)いたので「おまえ達は正月そうそう火を燃やしているが、何もないのか。」というと「貧乏者だから何もないのです。」と答えた。「そうか、お前達は何が欲しいか。」といい、そして御馳走もいろいろと持ってきて下さったので、「このように(親切に)あれこれしてくれる方もいらっしゃるんだな。」と、貧乏人が喜んだので「それでお前達は他に何をのぞむか。」と言うと、「もう年をとってしまって、このようになにもできないので、もう少し若くなって働こうと思っています。」というと、「ああそうか。」といい、「それなら、私が沸かしている湯風呂に入っておいで。」と湯風呂に入ると、お爺さん、お婆さんも若くなったので、(隣の)金持ちがみて、その金持ち達は心が悪いと神は知っているので「お前達は何が欲しいか。」と神様が金持ちにいうと「若くなりたい。」といった。するとこの金持ちは自分の家から追い出され、そこに(若くなった)貧しい者が来て「お前達は自分の家に住まないで、むこうで暮らしなさい。」と住まわせたら、いつも猿がここに座って入ってきます。」というと「それなら猿の座kkィなさいる黒石をとても焼いておきなさい。」といわれ、猿は焼かれているとは知らずにここに座ったので、尻が赤くなったという話である。
| レコード番号 | 47O360404 |
|---|---|
| CD番号 | 47O36C015 |
| 決定題名 | 猿長者(シマグチ) |
| 話者がつけた題名 | - |
| 話者名 | 伊波ウト |
| 話者名かな | いはうと |
| 生年月日 | 19060721 |
| 性別 | 女 |
| 出身地 | 沖縄県西原町字池田 |
| 記録日 | 19810614 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄口承文芸学術調査団 |
| 元テープ番号 | 西原町字池田調査班T13B02 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 本格昔話 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | - |
| キーワード | 猿長者,大みそか,神,湯,風呂,貧乏人,金持ち,火正月 |
| 梗概(こうがい) | (神様が)貧しい者の家に行くと、火を燃やして(年越して)いたので「おまえ達は正月そうそう火を燃やしているが、何もないのか。」というと「貧乏者だから何もないのです。」と答えた。「そうか、お前達は何が欲しいか。」といい、そして御馳走もいろいろと持ってきて下さったので、「このように(親切に)あれこれしてくれる方もいらっしゃるんだな。」と、貧乏人が喜んだので「それでお前達は他に何をのぞむか。」と言うと、「もう年をとってしまって、このようになにもできないので、もう少し若くなって働こうと思っています。」というと、「ああそうか。」といい、「それなら、私が沸かしている湯風呂に入っておいで。」と湯風呂に入ると、お爺さん、お婆さんも若くなったので、(隣の)金持ちがみて、その金持ち達は心が悪いと神は知っているので「お前達は何が欲しいか。」と神様が金持ちにいうと「若くなりたい。」といった。するとこの金持ちは自分の家から追い出され、そこに(若くなった)貧しい者が来て「お前達は自分の家に住まないで、むこうで暮らしなさい。」と住まわせたら、いつも猿がここに座って入ってきます。」というと「それなら猿の座kkィなさいる黒石をとても焼いておきなさい。」といわれ、猿は焼かれているとは知らずにここに座ったので、尻が赤くなったという話である。 |
| 全体の記録時間数 | 2:20 |
| 物語の時間数 | 2:02 |
| 言語識別 | 方言 |
| 音源の質 | ○ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |