箱の鼡(シマグチ混じり)

概要

その時のウフトゥチの役職は占い、またある程度の病気の治療をするのが任務だったらしい。ある年のある時に王様のお子さんが生きるか死ぬかの大病にかかった。その時にウフトゥチを呼んで「これはどんな具合だ、ウフトゥチよ、お前が解釈してくれ。」と頼んだら「これは人に呪われている。」とウフトゥチは答えた。「それならどうしたらいいか。」というと、「これは私が祈願をしたら治ります。」と言ったので、その通りに祈願したら、その翌日から良くなり、病気は治った。だが、王の臣下たちは「こいつをここに置いたら自分たちの首も危い。どうにかして(役職から)のける方法はないか。」と臣下たちが協議した結果、ある臣下が「それなら私にいい考えがある。さあ、これを解き明かしてみよう。」と鼡を一匹箱の中に入れて「さあ、この箱の中に入っている鼡は何匹か解き明かしてみなさい。」とウフトゥチに言うと「三匹です。」と言った。箱をあけてみると一匹なので、「大変だ、これはうそつきだ。」と王様に告げたので王様はみんなにいわれる通りに「こいつを生かしてはいけない。」と処刑場の安謝に連れて行けということになった。そうしたら、その後で箱を開けてみると、鼡は子供を産んで三匹になっていた。「今の命令を取り消さないといけない。」と処刑を取り消そうとするが、御城から安謝がその時代はみえたらしいが、「その処刑はまちがっている。」と棋を振ったらむこうにいっている管人たちは「まだ処刑をしないのか、早くやれ。」という合図だと思い処刑してしまった。それで王様は罪の償いとしてその人に「ムクタウフトゥチ」という名を与え、地位、俸給をだして、「これは、私たちを守るために処刑されているから。と玉御殿の入り口に守り神として葬られていたという話。

再生時間:4:36

民話詳細DATA

レコード番号 47O360403
CD番号 47O36C015
決定題名 箱の鼡(シマグチ混じり)
話者がつけた題名
話者名 比屋根定知
話者名かな ひやごんていち
生年月日 19011213
性別
出身地 沖縄県西原町字池田
記録日 19810614
記録者の所属組織 沖縄口承文芸学術調査団
元テープ番号 西原町字池田調査班T13B01
元テープ管理者 沖縄伝承話資料センター
分類 伝説
発句(ほっく)
伝承事情
文字化資料 西原町史 別巻西原の民話P618
キーワード 箱の鼡,鼡,ウフトゥチ,占い,祈祷,処刑,ムクタウフトゥチ
梗概(こうがい) その時のウフトゥチの役職は占い、またある程度の病気の治療をするのが任務だったらしい。ある年のある時に王様のお子さんが生きるか死ぬかの大病にかかった。その時にウフトゥチを呼んで「これはどんな具合だ、ウフトゥチよ、お前が解釈してくれ。」と頼んだら「これは人に呪われている。」とウフトゥチは答えた。「それならどうしたらいいか。」というと、「これは私が祈願をしたら治ります。」と言ったので、その通りに祈願したら、その翌日から良くなり、病気は治った。だが、王の臣下たちは「こいつをここに置いたら自分たちの首も危い。どうにかして(役職から)のける方法はないか。」と臣下たちが協議した結果、ある臣下が「それなら私にいい考えがある。さあ、これを解き明かしてみよう。」と鼡を一匹箱の中に入れて「さあ、この箱の中に入っている鼡は何匹か解き明かしてみなさい。」とウフトゥチに言うと「三匹です。」と言った。箱をあけてみると一匹なので、「大変だ、これはうそつきだ。」と王様に告げたので王様はみんなにいわれる通りに「こいつを生かしてはいけない。」と処刑場の安謝に連れて行けということになった。そうしたら、その後で箱を開けてみると、鼡は子供を産んで三匹になっていた。「今の命令を取り消さないといけない。」と処刑を取り消そうとするが、御城から安謝がその時代はみえたらしいが、「その処刑はまちがっている。」と棋を振ったらむこうにいっている管人たちは「まだ処刑をしないのか、早くやれ。」という合図だと思い処刑してしまった。それで王様は罪の償いとしてその人に「ムクタウフトゥチ」という名を与え、地位、俸給をだして、「これは、私たちを守るために処刑されているから。と玉御殿の入り口に守り神として葬られていたという話。
全体の記録時間数 4:43
物語の時間数 4:36
言語識別 混在
音源の質
テープ番号
予備項目1

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