覆水の縁(シマグチ)

概要

チンタン城にお墓があるが、その墓に入っている人は、家柄のいい家の娘だったが、首里の玉御殿の妾になっていた。しかし、「この人といっしょにいると生活ができない」と縁を切って家に帰った。そしてイータの人のところへ行くと「お前を妻にすると私はクビになるからお前を妻にはできない」といった。それでその女の人は結婚することができなかったので(侍のもとへ)帰って行った。首里の侍はその女はどうやって生活しているのかと思っているとイケダのハタの井戸で会った。「お前はどこに行くのか」と男が言うと「私はもとのようにあなたの家に行くのです」と言い、「元どおりにして下さい、あなたの妾だったことをみんな知っているので妻にする人がいないのです」と言った。男は「お前がそう言うのなら首里には水がないので豆腐桶に水を入れてもってきなさい」と言った。女が水を頭にのせて行くと男は豆腐小坂にくると「水をこぼしなさい」と言った。女が水をこぼすと、今度は「もとのように豆腐桶に入れなさい」と言った。水はもとのようにすることはできないことを悟って女は舌をかみ切って死んだ。男は近くの村人を集めて「これはもとの私の妾だが、チンダ城の頂上に墓を作って入れてくれ」と頼んだ。

再生時間:2:28

民話詳細DATA

レコード番号 47O360156
CD番号 47O36C007
決定題名 覆水の縁(シマグチ)
話者がつけた題名 首里の幽霊の話
話者名 花城仙三
話者名かな はなしろせんぞう
生年月日 19060910
性別
出身地 西原町字伊保之浜
記録日 19820216
記録者の所属組織 沖縄口承文芸学術調査団
元テープ番号 西原町字伊保之浜調査12班15班T06B02
元テープ管理者 沖縄伝承話資料センター
分類 本格昔話
発句(ほっく)
伝承事情 その女の子孫から聞いた
文字化資料
キーワード チンタン城,妾,覆水の縁
梗概(こうがい) チンタン城にお墓があるが、その墓に入っている人は、家柄のいい家の娘だったが、首里の玉御殿の妾になっていた。しかし、「この人といっしょにいると生活ができない」と縁を切って家に帰った。そしてイータの人のところへ行くと「お前を妻にすると私はクビになるからお前を妻にはできない」といった。それでその女の人は結婚することができなかったので(侍のもとへ)帰って行った。首里の侍はその女はどうやって生活しているのかと思っているとイケダのハタの井戸で会った。「お前はどこに行くのか」と男が言うと「私はもとのようにあなたの家に行くのです」と言い、「元どおりにして下さい、あなたの妾だったことをみんな知っているので妻にする人がいないのです」と言った。男は「お前がそう言うのなら首里には水がないので豆腐桶に水を入れてもってきなさい」と言った。女が水を頭にのせて行くと男は豆腐小坂にくると「水をこぼしなさい」と言った。女が水をこぼすと、今度は「もとのように豆腐桶に入れなさい」と言った。水はもとのようにすることはできないことを悟って女は舌をかみ切って死んだ。男は近くの村人を集めて「これはもとの私の妾だが、チンダ城の頂上に墓を作って入れてくれ」と頼んだ。
全体の記録時間数 2:48
物語の時間数 2:28
言語識別 方言
音源の質
テープ番号
予備項目1

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