この人は生まれつきのおしではなかった。本妻の子どもであった。その人の母親が亡くなったので(父親は)津堅親方の妹を後妻にもらった。その人は次男を生んだ。長男はおしでものをいわないから王様にすることができない。けれど大新城はチーグ王のおじさんにあたるけれど、かくし子である。その大新城は長男である。昔は首里王国だからかくし子は王にできない。それで次男が王様になってその次男の子がチーグ王と津堅親方の甥である。そして、その人は(次男は)王様であるから新城親方は下でつかわれている。その時に津堅親方と大新城が枕元に呼ばれて「ほんとうはあなたが王になるべきであるのに私が王にたってしまったので私は若い時に死ななければいけない。たとえものはいわなくても長男は長男、次男は次男とちゃんと分けて長男をものを言わなくても王にしてくれ」と頼んで亡くなった。しかし、そう言った人は亡くなっているから、死人に口なしで、その津堅親方と大新城は争っている。津堅親方は武士で度胸があるから、その人にたくさんの家来がついている。大新城の部下は数名しかいないからどうしようかと考えていた。那覇の人が集まって「道は道のようにしないといけないから」といって津堅親方は負けてしまった。(大新城は)「今、私はあなたがものをいわないと私は腹を切って死ななければいけないよ」といったら、そこで「まず、まて」とものをしゃべった。そして「私をあのガラファジにのぼらせなさい」とのぼらせた。そして、そこでぐじん風をうたっていた。
| レコード番号 | 47O360143 |
|---|---|
| CD番号 | 47O36C006 |
| 決定題名 | チーグ王(シマグチ混じり) |
| 話者がつけた題名 | - |
| 話者名 | 上地信子 |
| 話者名かな | うえちのぶこ |
| 生年月日 | 19231205 |
| 性別 | 女 |
| 出身地 | 那覇市首里 |
| 記録日 | 19820216 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄口承文芸学術調査団 |
| 元テープ番号 | 西原町字伊保之浜調査5班T06A04 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 伝説 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | 父親からきいた |
| 文字化資料 | 西原町史 別巻西原の民話P579 |
| キーワード | 津堅親方,チーグ王 |
| 梗概(こうがい) | この人は生まれつきのおしではなかった。本妻の子どもであった。その人の母親が亡くなったので(父親は)津堅親方の妹を後妻にもらった。その人は次男を生んだ。長男はおしでものをいわないから王様にすることができない。けれど大新城はチーグ王のおじさんにあたるけれど、かくし子である。その大新城は長男である。昔は首里王国だからかくし子は王にできない。それで次男が王様になってその次男の子がチーグ王と津堅親方の甥である。そして、その人は(次男は)王様であるから新城親方は下でつかわれている。その時に津堅親方と大新城が枕元に呼ばれて「ほんとうはあなたが王になるべきであるのに私が王にたってしまったので私は若い時に死ななければいけない。たとえものはいわなくても長男は長男、次男は次男とちゃんと分けて長男をものを言わなくても王にしてくれ」と頼んで亡くなった。しかし、そう言った人は亡くなっているから、死人に口なしで、その津堅親方と大新城は争っている。津堅親方は武士で度胸があるから、その人にたくさんの家来がついている。大新城の部下は数名しかいないからどうしようかと考えていた。那覇の人が集まって「道は道のようにしないといけないから」といって津堅親方は負けてしまった。(大新城は)「今、私はあなたがものをいわないと私は腹を切って死ななければいけないよ」といったら、そこで「まず、まて」とものをしゃべった。そして「私をあのガラファジにのぼらせなさい」とのぼらせた。そして、そこでぐじん風をうたっていた。 |
| 全体の記録時間数 | 5:56 |
| 物語の時間数 | 5:41 |
| 言語識別 | 混在 |
| 音源の質 | △ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |