親棄山(シマグチ)

概要

昔、年寄りは60才になると山につれて行って棄ててしまいました。そこには食物やお茶を置いて、人との交際をさせませんでした。そのころ内地から灰綱を持ってこいとの命令がありました。これはどうしたら良いだろうかと摂政三司官15人で会議を開いて吟味しましたが結論を出すことができず、皆悩んでいました。ある人が、山にいる自分の親に食物やお茶を持っていくついでにこのことを親に相談しました。「大変なことになった。灰綱を持ってこいというがそんなことはできない。どうやって綯えば良いのでしょうか」とききました。すると、その年寄りの言うには、「それは簡単なことだ。縄をちゃんと綯ってチルデーカ各お膳に巻いておいてそれに火をつけてゆっくり崩さないように燃やせば灰綱ができる。これをもっていけば間違いはない」と言ったそうです。子供が皆にそのことを伝えると、皆は親を迎えに行き、親孝行をしたそうです。

再生時間:2:50

民話詳細DATA

レコード番号 47O360018
CD番号 47O36C001
決定題名 親棄山(シマグチ)
話者がつけた題名
話者名 玉井正徳
話者名かな たまいまさのり
生年月日 18990910
性別
出身地 沖縄県中城村末吉233番地
記録日 19810614
記録者の所属組織 沖縄口承文芸学術調査団
元テープ番号 西原町字兼久調査17班T01B02
元テープ管理者 沖縄伝承話資料センター
分類 笑話
発句(ほっく)
伝承事情
文字化資料 『西原町史 別巻 西原の民話』P190
キーワード 親棄山,灰綱,薩摩,難題
梗概(こうがい) 昔、年寄りは60才になると山につれて行って棄ててしまいました。そこには食物やお茶を置いて、人との交際をさせませんでした。そのころ内地から灰綱を持ってこいとの命令がありました。これはどうしたら良いだろうかと摂政三司官15人で会議を開いて吟味しましたが結論を出すことができず、皆悩んでいました。ある人が、山にいる自分の親に食物やお茶を持っていくついでにこのことを親に相談しました。「大変なことになった。灰綱を持ってこいというがそんなことはできない。どうやって綯えば良いのでしょうか」とききました。すると、その年寄りの言うには、「それは簡単なことだ。縄をちゃんと綯ってチルデーカ各お膳に巻いておいてそれに火をつけてゆっくり崩さないように燃やせば灰綱ができる。これをもっていけば間違いはない」と言ったそうです。子供が皆にそのことを伝えると、皆は親を迎えに行き、親孝行をしたそうです。
全体の記録時間数 2:55
物語の時間数 2:50
言語識別 方言
音源の質
テープ番号
予備項目1

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