あの世には、はた織りがないので、田舎のどこそこにいる女がはた織りをしているので、その人の魂をとってこいと使者がつかわされた。首里城務めの後人が家に帰る途中、その使者と一緒になり、色々と話し始めた。「私はウラリエヨウドから来ました。」とその使者がいうと、「ヨウドしというのは、あの世じゃないですか。」と男がきくと、「あの世には、はた織りがいないので、どこそこの女の人の魂をとりにきました。」と答えた。男は「あの女の人は髪にヤーマヌツメをさしているので簡単には取れないよ。」というと、「いや、それは簡単に取れるよ。あの人がクシャミをしたときにヤーマヌツメが落ちるからその時に取るんだ。」といった。男はその使者に「取れない方法はあるのか。」と聞くと、「クスケーというととれない」といった。そのうちにその村についたので、男は使者にその家までの遠回りの道を教えた。その家とは実は男の家だった。先回りして買えると、ちょうど妻がくしゃみをする所だったので、門から入ると同時に「クスケーヒャー」といったので、使者は魂を取ることができなかった。それからくしゃみをすると「クスケー」というようになった。
| レコード番号 | 47O416722 |
|---|---|
| CD番号 | 47O41C357 |
| 決定題名 | クスクェー由来(シマグチ混) |
| 話者がつけた題名 | - |
| 話者名 | 比嘉治子 |
| 話者名かな | ひがはるこ |
| 生年月日 | 19080510 |
| 性別 | 女 |
| 出身地 | 嘉手納町屋良 |
| 記録日 | 19940916 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄国際大学口承研 |
| 元テープ番号 | 嘉手納T60B16 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 本格昔話 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | - |
| キーワード | - |
| 梗概(こうがい) | あの世には、はた織りがないので、田舎のどこそこにいる女がはた織りをしているので、その人の魂をとってこいと使者がつかわされた。首里城務めの後人が家に帰る途中、その使者と一緒になり、色々と話し始めた。「私はウラリエヨウドから来ました。」とその使者がいうと、「ヨウドしというのは、あの世じゃないですか。」と男がきくと、「あの世には、はた織りがいないので、どこそこの女の人の魂をとりにきました。」と答えた。男は「あの女の人は髪にヤーマヌツメをさしているので簡単には取れないよ。」というと、「いや、それは簡単に取れるよ。あの人がクシャミをしたときにヤーマヌツメが落ちるからその時に取るんだ。」といった。男はその使者に「取れない方法はあるのか。」と聞くと、「クスケーというととれない」といった。そのうちにその村についたので、男は使者にその家までの遠回りの道を教えた。その家とは実は男の家だった。先回りして買えると、ちょうど妻がくしゃみをする所だったので、門から入ると同時に「クスケーヒャー」といったので、使者は魂を取ることができなかった。それからくしゃみをすると「クスケー」というようになった。 |
| 全体の記録時間数 | 3:08 |
| 物語の時間数 | 3:05 |
| 言語識別 | 方言 |
| 音源の質 | ○ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |