渡嘉敷ペークー 味噌と花鉢(共通語混)

概要

渡嘉敷ークーは大変おかしい人だったって。くぬペークーや、少し、何というか、迷惑させたいという気持ちで、王様がうりんかいん、「渡嘉敷ペークーに味噌持たせなさい。」と言ったから、味噌抱かせたら、あの芭蕉布、大きい、あれをうすくしてからに、この味噌 くさ持たしたからね。今は男も女も男女共学といって、何もかも、男も道具洗ったり何もかもするさあね、昔はこんなじゃない。男と女とはこんなお茶も一緒にはあげないよ。あんた一人あそこに座らせてからに、お茶持っていって、茶菓子を持っていってき、どうぞさ。そんな世の中だから、渡嘉敷ペークーはこの味噌こうして抱いていったら迷惑さあねえ、「あんな名高い渡嘉敷ペークーが味噌抱いている、これなんねえ。」って言われるさあね。そうしたから、「はいはい、じゃあありがとうございました。」その味噌をあの芭蕉布で巻いて、こうして抱いてからに、裏口から出ていくものを、そうでなくて庭に出ていって、「珍しいねこのペークーは、何で庭に出るかねえ。」と思ったら、庭の沖縄や桜はないさあねえ。桃の花が咲いていたって。その枝を取ってからに、これにつったてて、こうして持っていったって。何と思う、盆栽。植木鉢はどんな王様だってこれ抱いていくでしょう。上等さあね。あんすくとぅ、そうしたから、それでこの人に殿様は、「これにはいつも負けるなあ。今日は迷惑させようとだのに、味噌抱かそうとして、あげようとしたのに。」植木鉢ぬあの花挿したらこれはもうあんたがたあれでしょ。生け花とかなんとか、誰がでも持つさあね。これ持って堂々とぅ、当蔵歩いて自分の家に帰りよったって。それで知恵があれさあね。だから殿様も、「これにはかなわん。」って言った。味噌を抱いて行ったら迷惑さあ。だけど、あの枝を挿すだけで花になってるさあ。花は誰がも持って行くのに。だから、渡嘉敷ペークーはよ、悪知恵でないが、何とか、速めの知恵者んかい何と言いが。それだったって。

再生時間:3:02

民話詳細DATA

レコード番号 47O416717
CD番号 47O41C356
決定題名 渡嘉敷ペークー 味噌と花鉢(共通語混)
話者がつけた題名
話者名 比嘉治子
話者名かな ひがはるこ
生年月日 19080510
性別
出身地 嘉手納町屋良
記録日 19940916
記録者の所属組織 沖縄国際大学口承研
元テープ番号 嘉手納T60B11
元テープ管理者 沖縄伝承話資料センター
分類 笑話
発句(ほっく)
伝承事情
文字化資料
キーワード 渡嘉敷ークー,王様,味噌,植木鉢,知恵者
梗概(こうがい) 渡嘉敷ークーは大変おかしい人だったって。くぬペークーや、少し、何というか、迷惑させたいという気持ちで、王様がうりんかいん、「渡嘉敷ペークーに味噌持たせなさい。」と言ったから、味噌抱かせたら、あの芭蕉布、大きい、あれをうすくしてからに、この味噌 くさ持たしたからね。今は男も女も男女共学といって、何もかも、男も道具洗ったり何もかもするさあね、昔はこんなじゃない。男と女とはこんなお茶も一緒にはあげないよ。あんた一人あそこに座らせてからに、お茶持っていって、茶菓子を持っていってき、どうぞさ。そんな世の中だから、渡嘉敷ペークーはこの味噌こうして抱いていったら迷惑さあねえ、「あんな名高い渡嘉敷ペークーが味噌抱いている、これなんねえ。」って言われるさあね。そうしたから、「はいはい、じゃあありがとうございました。」その味噌をあの芭蕉布で巻いて、こうして抱いてからに、裏口から出ていくものを、そうでなくて庭に出ていって、「珍しいねこのペークーは、何で庭に出るかねえ。」と思ったら、庭の沖縄や桜はないさあねえ。桃の花が咲いていたって。その枝を取ってからに、これにつったてて、こうして持っていったって。何と思う、盆栽。植木鉢はどんな王様だってこれ抱いていくでしょう。上等さあね。あんすくとぅ、そうしたから、それでこの人に殿様は、「これにはいつも負けるなあ。今日は迷惑させようとだのに、味噌抱かそうとして、あげようとしたのに。」植木鉢ぬあの花挿したらこれはもうあんたがたあれでしょ。生け花とかなんとか、誰がでも持つさあね。これ持って堂々とぅ、当蔵歩いて自分の家に帰りよったって。それで知恵があれさあね。だから殿様も、「これにはかなわん。」って言った。味噌を抱いて行ったら迷惑さあ。だけど、あの枝を挿すだけで花になってるさあ。花は誰がも持って行くのに。だから、渡嘉敷ペークーはよ、悪知恵でないが、何とか、速めの知恵者んかい何と言いが。それだったって。
全体の記録時間数 3:20
物語の時間数 3:02
言語識別 方言
音源の質
テープ番号
予備項目1

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