城間仲はもう大変な金持だったって。そして、腹を空かせている者には、食べ物を与え、寒がっている者には着物を着せると言ってねえ。あっちのおじいさんは、もう泥棒が入ったから、「あんたは何でここに入って来たか。」って言ったら、もう、「年越しするお金が無くて、ここに盗みに来ました。」と言ったら、「そうだ、ここで夕飯も沢山食べなさい。また、あんた方が入り用な分は持たしてやるから、今からこんな盗どぅはしなさんなよ。」と言ったら、これ那覇の車屋車屋さんだったって。車の手間賃では、もう正月もやりかねたはず。て、大変この城間仲の主はね、心が大変良かったって。「持たしたから盗みはするんじゃないよ。」って言って沢山持たしてやってね、助けてやったって。貧乏のあまり子供達には正月させなければいけないから、この盗みに入って。でも直っていたって、盗どぅは。沢山持たしてやったって。してね、またここの妻は大変美ら容姿だったって。このじゅんちんさんが、廻って来て、この城間仲のお母さんを見たら、一目惚れして、で、「一夜だけ、あんたの妻を貸してくれ。」と言ったら、「どうぞ借りて下さい。貴方が借りるのでしたら、喜んでお貸ししますよ。」んち、このおじいさんがいうたから、もう沢山の財産くれたって。このじゅんちんさんから。で、また、お母さんも、自分の妻を貸しても怒りもしないで、「もうあんたは、あんなじゅんちんさんに、貸られて良かったねえ。お前の名誉だよ。」と言って、この奥さんを褒めたたえたって。だからね、もう後の世まで話が残ったって。城間仲、あるなーかー、城間仲とみんな言いますよ。
| レコード番号 | 47O416681 |
|---|---|
| CD番号 | 47O41C355 |
| 決定題名 | 城間仲(共通語) |
| 話者がつけた題名 | - |
| 話者名 | 幸地カマド |
| 話者名かな | こうちかまど |
| 生年月日 | 19210720 |
| 性別 | 女 |
| 出身地 | 嘉手納町水釜 |
| 記録日 | 19940919 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄国際大学口承研 |
| 元テープ番号 | 嘉手納T59A08 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 伝説 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | - |
| キーワード | 城間仲,金持ち,泥棒,年越し,妻は大変美人,財産 |
| 梗概(こうがい) | 城間仲はもう大変な金持だったって。そして、腹を空かせている者には、食べ物を与え、寒がっている者には着物を着せると言ってねえ。あっちのおじいさんは、もう泥棒が入ったから、「あんたは何でここに入って来たか。」って言ったら、もう、「年越しするお金が無くて、ここに盗みに来ました。」と言ったら、「そうだ、ここで夕飯も沢山食べなさい。また、あんた方が入り用な分は持たしてやるから、今からこんな盗どぅはしなさんなよ。」と言ったら、これ那覇の車屋車屋さんだったって。車の手間賃では、もう正月もやりかねたはず。て、大変この城間仲の主はね、心が大変良かったって。「持たしたから盗みはするんじゃないよ。」って言って沢山持たしてやってね、助けてやったって。貧乏のあまり子供達には正月させなければいけないから、この盗みに入って。でも直っていたって、盗どぅは。沢山持たしてやったって。してね、またここの妻は大変美ら容姿だったって。このじゅんちんさんが、廻って来て、この城間仲のお母さんを見たら、一目惚れして、で、「一夜だけ、あんたの妻を貸してくれ。」と言ったら、「どうぞ借りて下さい。貴方が借りるのでしたら、喜んでお貸ししますよ。」んち、このおじいさんがいうたから、もう沢山の財産くれたって。このじゅんちんさんから。で、また、お母さんも、自分の妻を貸しても怒りもしないで、「もうあんたは、あんなじゅんちんさんに、貸られて良かったねえ。お前の名誉だよ。」と言って、この奥さんを褒めたたえたって。だからね、もう後の世まで話が残ったって。城間仲、あるなーかー、城間仲とみんな言いますよ。 |
| 全体の記録時間数 | 3:26 |
| 物語の時間数 | 3:14 |
| 言語識別 | 共通語 |
| 音源の質 | △ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |