二人の兄弟が、仲の悪い兄弟がおってね。おほん。いつも喧嘩だけしておったが、人間いざという時にはねえ、やっぱし、助けてもらうのは兄弟以外にないということで。たまたまその兄弟のあの話をね、ムルチの大蛇(おろち退治にね、くっ付けたわけさ。あのムルチの蛇というのは、大蛇というんかな、伝説では、大きな鰻という。やっぱし、方言では蛇と言ってねえ、その辺の田畑を荒らしてねえ、農家に入って家畜を盗んだりしてやったから。そうやって、その兄弟二人はね、自分の畑をね、周りに行ったらね、盛んに畑を荒らしている奴がおったと。そして、それを鎌でね、殺してしまった。そうやって殺してしまったから、その次男ぬーは心配してね、「もう大変、人殺しやった。」と。そして友達の家にね、駆け込んで、「助けてくれ。一緒に片付けてくれ。」と言って。友達もね、聞かなくて、「おかしなあと。もう友達がいがないなあ。」と言ってねえ、怒っても、どうしようかと迷っている時にねえ、 「もう一番、こう頼りになるのは兄さんだ。」と、兄さんの家に駆け込んで、「兄さん助けてくれ。」と。「御前んぐとーむぬひゃー。」と言ってね、「日頃は仲の悪い兄弟でも、こんな時にはすぐ頼みに来るのか。よし行ってみよう。」と言ってね。二人行ったら、それは、人でなくてね、大きな鰻が死んでおった。そしてその鰻を殺してね。屋良のムルチのね、鰻退治として、あれによって、兄弟の仲直りしたという。
| レコード番号 | 47O416559 |
|---|---|
| CD番号 | 47O41C348 |
| 決定題名 | 兄弟の仲直り(共通語) |
| 話者がつけた題名 | - |
| 話者名 | 池原吉助 |
| 話者名かな | いけはらきちすけ |
| 生年月日 | 19221220 |
| 性別 | 男 |
| 出身地 | 嘉手納町屋良 |
| 記録日 | 19940918 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄国際大学口承研 |
| 元テープ番号 | 嘉手納T51A01 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 本格昔話 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | - |
| キーワード | 仲の悪い兄弟,ムルチの大蛇,殺した,友達,鰻退治,兄弟の仲直り |
| 梗概(こうがい) | 二人の兄弟が、仲の悪い兄弟がおってね。おほん。いつも喧嘩だけしておったが、人間いざという時にはねえ、やっぱし、助けてもらうのは兄弟以外にないということで。たまたまその兄弟のあの話をね、ムルチの大蛇(おろち退治にね、くっ付けたわけさ。あのムルチの蛇というのは、大蛇というんかな、伝説では、大きな鰻という。やっぱし、方言では蛇と言ってねえ、その辺の田畑を荒らしてねえ、農家に入って家畜を盗んだりしてやったから。そうやって、その兄弟二人はね、自分の畑をね、周りに行ったらね、盛んに畑を荒らしている奴がおったと。そして、それを鎌でね、殺してしまった。そうやって殺してしまったから、その次男ぬーは心配してね、「もう大変、人殺しやった。」と。そして友達の家にね、駆け込んで、「助けてくれ。一緒に片付けてくれ。」と言って。友達もね、聞かなくて、「おかしなあと。もう友達がいがないなあ。」と言ってねえ、怒っても、どうしようかと迷っている時にねえ、 「もう一番、こう頼りになるのは兄さんだ。」と、兄さんの家に駆け込んで、「兄さん助けてくれ。」と。「御前んぐとーむぬひゃー。」と言ってね、「日頃は仲の悪い兄弟でも、こんな時にはすぐ頼みに来るのか。よし行ってみよう。」と言ってね。二人行ったら、それは、人でなくてね、大きな鰻が死んでおった。そしてその鰻を殺してね。屋良のムルチのね、鰻退治として、あれによって、兄弟の仲直りしたという。 |
| 全体の記録時間数 | 2:57 |
| 物語の時間数 | 2:10 |
| 言語識別 | 共通語 |
| 音源の質 | △ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |