雨が降らん時は、村中で、沖縄にある木で珊瑚樹という木があるんですが、あれを屋良ムルチの川に持って行ってですね、豆を叩くクルマンボーという棒があるんですがね、あれでもって行って、これを叩いてですね、雨降らすって雨の念願ですよ。そうしたら、大雨は降らんで、夕方から少しさ、降りよったそうです。そうしたら今度はまた川ですからね、この珊瑚樹は、魚には毒なんですよ。鰻なんかも出てですね、言わばうちなんか小さい時は、親父なんかがやるの見たんですがね。だいたい雨が降らん時には野里辺りの部落からですね、「屋良に御願うさぎなさい。」と言って、連絡が来よったらしいですよ。そうして、また御願を入れたら、実際、本当に降りよったそうです。あの時は、もうずっとみんな川に行って、御願もして、クルマンボーで珊瑚樹の木を叩きよったしてたら、魚も捕れよったわけです。だからこれはひどいですね。雨乞いもする。食べるのがないから、魚も捕るつもり。だけども、雨が降ればいいわけですがね。これもついでに、二重に考えたんでないですかね。御願もやるし、また村中で行って親父なんか、クルマンボーで珊瑚樹の木を叩ったてね、こういう太いこんな鰻も取れました。あの鰻は、あれの大きいのがおったというのは聞いているんですがね。こっちに出てこう何か食べ物を探して、畑まで麦畑なんかを全部踏み倒して歩きよったというからね。
| レコード番号 | 47O416538 |
|---|---|
| CD番号 | 47O41C347 |
| 決定題名 | 屋良ムルチの雨乞い(共通語) |
| 話者がつけた題名 | - |
| 話者名 | 伊波孫一 |
| 話者名かな | いけはらそんいち |
| 生年月日 | 19211018 |
| 性別 | 男 |
| 出身地 | 嘉手納町屋良 |
| 記録日 | 19940919 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄国際大学口承研 |
| 元テープ番号 | 嘉手納T49A09 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 民俗 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | かでなの民話P70 |
| キーワード | 雨,珊瑚樹,屋良ムルチ,クルマンボー,鰻,雨乞い |
| 梗概(こうがい) | 雨が降らん時は、村中で、沖縄にある木で珊瑚樹という木があるんですが、あれを屋良ムルチの川に持って行ってですね、豆を叩くクルマンボーという棒があるんですがね、あれでもって行って、これを叩いてですね、雨降らすって雨の念願ですよ。そうしたら、大雨は降らんで、夕方から少しさ、降りよったそうです。そうしたら今度はまた川ですからね、この珊瑚樹は、魚には毒なんですよ。鰻なんかも出てですね、言わばうちなんか小さい時は、親父なんかがやるの見たんですがね。だいたい雨が降らん時には野里辺りの部落からですね、「屋良に御願うさぎなさい。」と言って、連絡が来よったらしいですよ。そうして、また御願を入れたら、実際、本当に降りよったそうです。あの時は、もうずっとみんな川に行って、御願もして、クルマンボーで珊瑚樹の木を叩きよったしてたら、魚も捕れよったわけです。だからこれはひどいですね。雨乞いもする。食べるのがないから、魚も捕るつもり。だけども、雨が降ればいいわけですがね。これもついでに、二重に考えたんでないですかね。御願もやるし、また村中で行って親父なんか、クルマンボーで珊瑚樹の木を叩ったてね、こういう太いこんな鰻も取れました。あの鰻は、あれの大きいのがおったというのは聞いているんですがね。こっちに出てこう何か食べ物を探して、畑まで麦畑なんかを全部踏み倒して歩きよったというからね。 |
| 全体の記録時間数 | 3:27 |
| 物語の時間数 | 3:07 |
| 言語識別 | 共通語 |
| 音源の質 | ○ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |