薩摩からよ、もう沖縄征伐しに来ているわけさ。運天港から入ったらしい。だから、ようやくあっちから比謝橋のところまで来ているが、橋がないから、すぐには来れなかったって。それでも、天川坂までは来たが、この天川坂に上がろうとする場合には、こっちでよ、嘉手納喜納と言うて有名な人がいたらしいよ。その人達が棒持って戦ったって。その人達が非常に戦っているが、またお粥までも流したよ。本当に、ばかであったと思うな。何で、お粥流す必要はないのに。自分が食べる物なかった時分だから、これは本当は、デマの話ではないなあかなと思うさ。「お粥炊いて流したら、薩摩は焼けて死ぬ。」と言うて流したら、薩摩は、これをすぐ食べれるのが食べて、もうスタミナ着いて元気ついたよ。また、こっちから上がりきれなかったらしいがよ、チョンダラーと言うて、金貰って物も貰って、食べ歩いていた乞食みたような者が昔はいたらしい。これ笑って見ていたって。しぇて、薩摩は、このチョンダラーに、「薩摩から来たが、金小(かにぐわー)少し持って来たが通り道、教えて下さい。」と言うたら、「こっちのひらから上がりきれんから、これ上がりなさい。」と教えられて、東に通って行って、サシガーと言うの分かるでしょ。屋良城跡の下に今公園があるさあ。屋良城跡の東側をばんない通りよった。この事はよく聞いた。
| レコード番号 | 47O416488 |
|---|---|
| CD番号 | 47O41C344 |
| 決定題名 | 天川坂(シマグチ混) |
| 話者がつけた題名 | - |
| 話者名 | 幸地維次郎 |
| 話者名かな | こうちいじろう |
| 生年月日 | 19080229 |
| 性別 | 男 |
| 出身地 | 嘉手納町兼久 |
| 記録日 | 19940918 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄国際大学口承研 |
| 元テープ番号 | 嘉手納T47A03 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 伝説 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | - |
| キーワード | 薩摩,沖縄征伐,運天港,比謝橋,天川坂,嘉手納喜納,お粥 |
| 梗概(こうがい) | 薩摩からよ、もう沖縄征伐しに来ているわけさ。運天港から入ったらしい。だから、ようやくあっちから比謝橋のところまで来ているが、橋がないから、すぐには来れなかったって。それでも、天川坂までは来たが、この天川坂に上がろうとする場合には、こっちでよ、嘉手納喜納と言うて有名な人がいたらしいよ。その人達が棒持って戦ったって。その人達が非常に戦っているが、またお粥までも流したよ。本当に、ばかであったと思うな。何で、お粥流す必要はないのに。自分が食べる物なかった時分だから、これは本当は、デマの話ではないなあかなと思うさ。「お粥炊いて流したら、薩摩は焼けて死ぬ。」と言うて流したら、薩摩は、これをすぐ食べれるのが食べて、もうスタミナ着いて元気ついたよ。また、こっちから上がりきれなかったらしいがよ、チョンダラーと言うて、金貰って物も貰って、食べ歩いていた乞食みたような者が昔はいたらしい。これ笑って見ていたって。しぇて、薩摩は、このチョンダラーに、「薩摩から来たが、金小(かにぐわー)少し持って来たが通り道、教えて下さい。」と言うたら、「こっちのひらから上がりきれんから、これ上がりなさい。」と教えられて、東に通って行って、サシガーと言うの分かるでしょ。屋良城跡の下に今公園があるさあ。屋良城跡の東側をばんない通りよった。この事はよく聞いた。 |
| 全体の記録時間数 | 2:21 |
| 物語の時間数 | 2:15 |
| 言語識別 | 共通語 |
| 音源の質 | ○ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |