夫振岩(シマグチ混)

概要

これはよ、カンパチャーがよ、こっちにカンパチャーがよ、なー、こっちはよ、心は、はあってるわけ。なー、大変(上等やたん、じこう。親ぬちゃーが、小さい時に、大きくなったら、夫婦なそうねえという約束だったって。大きくなったから、この男がカンパチャーなったって。女がよう、非常に好かんして、好かんしたから、「どうしてもこれは小さいにから、許嫁しているから、もう結婚しないといけない。」と言って、そうして好かして、いわいのう、うちに舟小乗ってさあ、もう岩いのうえ、うちに連れて行って。あんさーに、女の親も一緒にさあ、とてもなあ寒い時に行って、あんさーに女の親は、これは夫婦なすためだから、逃げて行って、男は着物はたくさん着せて、女は一人、一枚着けさせて、そして、「何か忘れてあるから、いておきなさいねえ。取ってきようねえ、今来るから。」と言って、逃げて来たわけさ。そしたから、夫婦なすためだから、親は来ないわけさー。もうさー、これだち、寒くなってなー、んなー、ふしがん。あんさーにこの男あんまりこっちが上等で、たくさん着けているさあねえ。そうしたら、自分の着けた綿、昔の、綿入りーんち、綿が入った暖かいかいもん、何でも着けさせたから、もう寒さに負けて、あとうたっくゎって、夫婦になったという話さあ。この岩は、夫振い岩いいんでぃいったがや(岩といったかねえ)。名護よりも遠い、羽地より向こうの海に小さいのがあるさ。あれは、屋我地の近くになるかね。

再生時間:2:30

民話詳細DATA

レコード番号 47O416415
CD番号 47O41C341
決定題名 夫振岩(シマグチ混)
話者がつけた題名
話者名 宮城ナベ
話者名かな みやぎなべ
生年月日 19120517
性別
出身地 美里村高原
記録日 19940917
記録者の所属組織 沖縄国際大学口承研
元テープ番号 嘉手納T44A13
元テープ管理者 沖縄伝承話資料センター
分類 本格昔話
発句(ほっく)
伝承事情
文字化資料 かでなの民話P222
キーワード カンパチャー,夫婦,寒い時,綿入り,夫振岩
梗概(こうがい) これはよ、カンパチャーがよ、こっちにカンパチャーがよ、なー、こっちはよ、心は、はあってるわけ。なー、大変(上等やたん、じこう。親ぬちゃーが、小さい時に、大きくなったら、夫婦なそうねえという約束だったって。大きくなったから、この男がカンパチャーなったって。女がよう、非常に好かんして、好かんしたから、「どうしてもこれは小さいにから、許嫁しているから、もう結婚しないといけない。」と言って、そうして好かして、いわいのう、うちに舟小乗ってさあ、もう岩いのうえ、うちに連れて行って。あんさーに、女の親も一緒にさあ、とてもなあ寒い時に行って、あんさーに女の親は、これは夫婦なすためだから、逃げて行って、男は着物はたくさん着せて、女は一人、一枚着けさせて、そして、「何か忘れてあるから、いておきなさいねえ。取ってきようねえ、今来るから。」と言って、逃げて来たわけさ。そしたから、夫婦なすためだから、親は来ないわけさー。もうさー、これだち、寒くなってなー、んなー、ふしがん。あんさーにこの男あんまりこっちが上等で、たくさん着けているさあねえ。そうしたら、自分の着けた綿、昔の、綿入りーんち、綿が入った暖かいかいもん、何でも着けさせたから、もう寒さに負けて、あとうたっくゎって、夫婦になったという話さあ。この岩は、夫振い岩いいんでぃいったがや(岩といったかねえ)。名護よりも遠い、羽地より向こうの海に小さいのがあるさ。あれは、屋我地の近くになるかね。
全体の記録時間数 2:47
物語の時間数 2:30
言語識別 共通語
音源の質
テープ番号
予備項目1

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