昔、楚辺に、美人がいた。その美人の女のもとに“結婚したい”という青年が、たくさん集まってきた。だけど、その女は誰とも結婚はしなかった。だが、その後、その女が妊娠した。島の皆は、誰の子だろうかとうわさをしていたが、誰でもなかった。その頃その女は、犬を飼っていて、島の人たちは、その犬の子を妊娠したのではないかとうわさをしていた。その事で島に、いられなくなり、勝連の“うきばる”に移って、そこで男の子を生んだ。その男の子は“てて無し子”だった。この男が赤犬子である。ある日、赤犬子は、北谷の村々をまわっていた時、道で遊んでいる子供がいて、その子供に、赤犬子が「お父さんとお母さんは、どこに行ったの」と尋ねると、その子供は「アンマーやハルカイ、フイオオグサ、ナチガラガラトウイガ」と言った。「お父さんは?」と尋ねると、「ユールヌミー」と答えた。その答えに対して赤犬子は、「この子は、将来、大物になるぞ」と見抜いた。後に、その子供が北谷長老になった。赤犬子が見抜いた通りであった。赤犬子は、琉球古典音楽を広めた。
| レコード番号 | 47O416322 |
|---|---|
| CD番号 | 47O41C336 |
| 決定題名 | 赤犬子(共通語) |
| 話者がつけた題名 | - |
| 話者名 | 津嘉山正弘 |
| 話者名かな | つかやませいこう |
| 生年月日 | 19260425 |
| 性別 | 男 |
| 出身地 | 嘉手納町野国 |
| 記録日 | 19940919 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄国際大学口承研 |
| 元テープ番号 | 嘉手納TT38B05 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 伝説 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | - |
| キーワード | 楚辺,美人,妊娠,犬の子,勝連,赤犬子,琉球古典音楽 |
| 梗概(こうがい) | 昔、楚辺に、美人がいた。その美人の女のもとに“結婚したい”という青年が、たくさん集まってきた。だけど、その女は誰とも結婚はしなかった。だが、その後、その女が妊娠した。島の皆は、誰の子だろうかとうわさをしていたが、誰でもなかった。その頃その女は、犬を飼っていて、島の人たちは、その犬の子を妊娠したのではないかとうわさをしていた。その事で島に、いられなくなり、勝連の“うきばる”に移って、そこで男の子を生んだ。その男の子は“てて無し子”だった。この男が赤犬子である。ある日、赤犬子は、北谷の村々をまわっていた時、道で遊んでいる子供がいて、その子供に、赤犬子が「お父さんとお母さんは、どこに行ったの」と尋ねると、その子供は「アンマーやハルカイ、フイオオグサ、ナチガラガラトウイガ」と言った。「お父さんは?」と尋ねると、「ユールヌミー」と答えた。その答えに対して赤犬子は、「この子は、将来、大物になるぞ」と見抜いた。後に、その子供が北谷長老になった。赤犬子が見抜いた通りであった。赤犬子は、琉球古典音楽を広めた。 |
| 全体の記録時間数 | 8:15 |
| 物語の時間数 | 8:05 |
| 言語識別 | 共通語 |
| 音源の質 | ◎ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |