黒金座主(共通語)

概要

この耳切り坊主、黒金座主という人の話は、ですね、ひげのハーメーから聞いたんだけどね。この黒金座主と言う人はよ、体中がね、黒い金でつくられたとか、なんとか言っていたよ。鉄なっとってですね、こっちだけがね、肉でできとったんですって。そしたら、この人はあんまり強いもんだからね、鉄でつくられて、体がいるのでね、どんな敵が来ても、全部やっつけよったんですって。で、薩摩が来ても、千人の人が来てもね、全部この人が、やっつけて、して、千人、生きてる時にやっつけたんですってね。そしたら、その後からこのかたはですね、あんまり強いからということで、散髪屋に行ってる人にですね、散髪屋の人にですね、この人をこっちだけが肉だから、ここをやったら亡くなるでしょ。だから、「散髪しながらそっちをね、やったら亡くなるから。」ということで話つけて、で、散髪屋さんがそんなことしたらですね、この人強いから、この散髪屋も二つの足捕まえて、もう両方に投げられちゃうんだって。そして、この強い人がね、亡くなったと、それを耳に、大和の薩摩の人がですね、来て、「黒金座主亡くなったというから今度はね、沖縄をやっつけに行こう。」と言ってね、来たら、「もう大変だもう薩摩からね、兵隊が千人は来るというからね、大変なことになったんだ。早く黒金座主を墓から出して立てて置きなさい。」ということでね、岩を後ろにして、立ててあったんですって。そしてその時に、黒金座主のお口から、うじがいっぱいざらざら出るから、それを内地の薩摩兵隊たちが、ハチゴメってあるでしょ、あのお菓子を食べていると思って、「ああ、黒金座主は、まだね、生きてハチグミ、ムシャムシャ食べているからね、あの人の手にかかって死ぬよりはね、自分たちで死んだほうがいい。」って死んだから、この黒金座主と言う人はあんまり強い人で、生きている時に千人、死んでから千人も敵をやっつけたと言うこと聞いたんだけど。

再生時間:3:40

民話詳細DATA

レコード番号 47O416290
CD番号 47O41C334
決定題名 黒金座主(共通語)
話者がつけた題名
話者名 福地ハツ
話者名かな ふくじはつ
生年月日 19231128
性別
出身地 嘉手納町千原
記録日 19940916
記録者の所属組織 沖縄国際大学口承研
元テープ番号 嘉手納T37A10
元テープ管理者 沖縄伝承話資料センター
分類 伝説
発句(ほっく)
伝承事情
文字化資料
キーワード 耳切り坊主,黒金座
梗概(こうがい) この耳切り坊主、黒金座主という人の話は、ですね、ひげのハーメーから聞いたんだけどね。この黒金座主と言う人はよ、体中がね、黒い金でつくられたとか、なんとか言っていたよ。鉄なっとってですね、こっちだけがね、肉でできとったんですって。そしたら、この人はあんまり強いもんだからね、鉄でつくられて、体がいるのでね、どんな敵が来ても、全部やっつけよったんですって。で、薩摩が来ても、千人の人が来てもね、全部この人が、やっつけて、して、千人、生きてる時にやっつけたんですってね。そしたら、その後からこのかたはですね、あんまり強いからということで、散髪屋に行ってる人にですね、散髪屋の人にですね、この人をこっちだけが肉だから、ここをやったら亡くなるでしょ。だから、「散髪しながらそっちをね、やったら亡くなるから。」ということで話つけて、で、散髪屋さんがそんなことしたらですね、この人強いから、この散髪屋も二つの足捕まえて、もう両方に投げられちゃうんだって。そして、この強い人がね、亡くなったと、それを耳に、大和の薩摩の人がですね、来て、「黒金座主亡くなったというから今度はね、沖縄をやっつけに行こう。」と言ってね、来たら、「もう大変だもう薩摩からね、兵隊が千人は来るというからね、大変なことになったんだ。早く黒金座主を墓から出して立てて置きなさい。」ということでね、岩を後ろにして、立ててあったんですって。そしてその時に、黒金座主のお口から、うじがいっぱいざらざら出るから、それを内地の薩摩兵隊たちが、ハチゴメってあるでしょ、あのお菓子を食べていると思って、「ああ、黒金座主は、まだね、生きてハチグミ、ムシャムシャ食べているからね、あの人の手にかかって死ぬよりはね、自分たちで死んだほうがいい。」って死んだから、この黒金座主と言う人はあんまり強い人で、生きている時に千人、死んでから千人も敵をやっつけたと言うこと聞いたんだけど。
全体の記録時間数 3:49
物語の時間数 3:40
言語識別 共通語
音源の質
テープ番号
予備項目1

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