昔の漏池の蛇。もろ池の上は皆畑だから、毎日畑やった人間が番しておっても、蛇は大きいもんだから、そんな捕らえるも出来んで、ある百姓の知恵ある者が棒で叩いても、何万斤もあるんだ。この今だったら何十万トンもあるんだから、打っても死なないもんだから、お隣近所の人に、「あそこの泥棒退治するには、棒や道具を持って行って叩いても、その泥棒は死なないから、全部灰をあっちこっちから草を刈りて焼いて、私達に持ってこい。」と言ってみんな、全部集めて、集めて来たものが相当、何十トンという、灰が集まったら、みんな袋に入れて担いで、「今晩までに、私達に集合しなさい。」と言って、それを、もろ池の上に、畑たくさんある人間が、みんな何千位おったろう。そして、袋に入れて、その鰻の歩く所のもろ池の道を、歩く所に灰を全部こう撒いて。したら、その明くる朝かいつか知らんけども、その鰻が、上がってきてその灰の上からこういうふうに、歩いたらもう鰻の柔らかさと灰でひっ着いたところを、全部、こう動けば動くほど鰻は動けんで、後はもうそこで、棒を持って行って頭を殴ったか何処殴ったか知らんけども、その鰻という、漏池の蛇というものは、動きもしきらんで、泥棒を退治してあるからみんな集めて、鎌や鍬なんか持って行って、「みんな斬り殺せ。」と言って前からも後ろからも、もう鎌とか自分の鍬なんか斧なんか持って行って、その鰻にやっぱし抵抗して打ち殺して、その鰻を退治したという昔の話だよ。
| レコード番号 | 47O416188 |
|---|---|
| CD番号 | 47O41C327 |
| 決定題名 | 屋良漏池の蛇退治(共通語) |
| 話者がつけた題名 | - |
| 話者名 | 新垣景清 |
| 話者名かな | あらかきけいせい |
| 生年月日 | 19061126 |
| 性別 | 男 |
| 出身地 | 嘉手納町東 |
| 記録日 | 19940919 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄国際大学口承研 |
| 元テープ番号 | 嘉手納T30A06 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 本格昔話 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | - |
| キーワード | 漏池の蛇,泥棒退治,灰,鰻 |
| 梗概(こうがい) | 昔の漏池の蛇。もろ池の上は皆畑だから、毎日畑やった人間が番しておっても、蛇は大きいもんだから、そんな捕らえるも出来んで、ある百姓の知恵ある者が棒で叩いても、何万斤もあるんだ。この今だったら何十万トンもあるんだから、打っても死なないもんだから、お隣近所の人に、「あそこの泥棒退治するには、棒や道具を持って行って叩いても、その泥棒は死なないから、全部灰をあっちこっちから草を刈りて焼いて、私達に持ってこい。」と言ってみんな、全部集めて、集めて来たものが相当、何十トンという、灰が集まったら、みんな袋に入れて担いで、「今晩までに、私達に集合しなさい。」と言って、それを、もろ池の上に、畑たくさんある人間が、みんな何千位おったろう。そして、袋に入れて、その鰻の歩く所のもろ池の道を、歩く所に灰を全部こう撒いて。したら、その明くる朝かいつか知らんけども、その鰻が、上がってきてその灰の上からこういうふうに、歩いたらもう鰻の柔らかさと灰でひっ着いたところを、全部、こう動けば動くほど鰻は動けんで、後はもうそこで、棒を持って行って頭を殴ったか何処殴ったか知らんけども、その鰻という、漏池の蛇というものは、動きもしきらんで、泥棒を退治してあるからみんな集めて、鎌や鍬なんか持って行って、「みんな斬り殺せ。」と言って前からも後ろからも、もう鎌とか自分の鍬なんか斧なんか持って行って、その鰻にやっぱし抵抗して打ち殺して、その鰻を退治したという昔の話だよ。 |
| 全体の記録時間数 | 3:23 |
| 物語の時間数 | 3:20 |
| 言語識別 | 共通語 |
| 音源の質 | ○ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |