あの屋良漏池と言って、漏池の中にハブがいたそうだ。大きな石だが、山の下からだがこれを動かすほど凄い力があった。こんなに凄い力持ちがいた。漏池の側に牛をくくり付けていても、すぐ食べられてしまう。「もうこのハブ、鰻は取らなくてはならない。」と。国直、屋良、野国、野里、嘉手納の村の人達で取ることになった。「この鰻を取ろうとしても、取ろうとしたら人も食べてしまう。動物も食べてしまい、野菜を作ればみんな食べてしまう。この鰻を殺さなければならないと。どんなして取るか。」と言うと、漏池に、この鰻のいる所に、漏池の河原にいるから、ここに、国直、屋良、嘉手納、野国、野里の人達が集まって、野村、市村と言う人達も集まって、みんなで包丁を一つずつここに持って来た。漏池にこの鰻がいるところから、道にこの包丁を立てて、道に並べておいた。このハブの歩く道に並べていた。これでこのハブを殺すと。このハブが出て来るようにと牛、馬をおとりにしてここにくくり付けて、牛が離れた所からが鳴いているが、そこで牛はくくり付けているので、この牛は「モー。」と鳴いた。それでシンカの人達は集まって、吟味して、包丁を立てていたので、道から、どの洞、港、洞と言ったら、今このシンカから何百何千という包丁があって、みんなここに持って来て立てた。ここの河原から洞の方にかけて立てた。そこの洞から出て来てこの牛を食べようと、出て来ていた。みんな手を出すことが出来ない。行こうとするが半分までしか行くことが出来ない。鰻はここで死んでいた。包丁を持って来た人達がこのハブを殺した。それでその人達でこのハブを分けた。このハブを殺さなけれんば人も食べるし、動物も食べるし、野菜を作っても全部食べてしまう。それで、このハブを取ろうと考えて、この人達は集まって吟味をしていたわけ。それでこの屋良漏池の鰻は、死んでいなくなった。各々、野国、野里、屋良、嘉手納の人達はここで分けて、この漏池に行かなった。ここで死んでいるので、包丁で腹をかち割って、殺して人達は分けて食べたと。野里、いろんな人達でこのハブ取りに、鰻を取りに行った。洞にもう十件であった。何千でない。鰻がいたってよ。私が聞いたのは、石を下から洞の中に入れて、前から閉めていたというから、これを動かすことは出来なかった。凄い力であったって。
| レコード番号 | 47O416170 |
|---|---|
| CD番号 | 47O41C326 |
| 決定題名 | 屋良漏池の蛇退治(シマグチ) |
| 話者がつけた題名 | - |
| 話者名 | 田仲康清 |
| 話者名かな | たなかやすきよ |
| 生年月日 | 18941228 |
| 性別 | 男 |
| 出身地 | 嘉手納町兼久 |
| 記録日 | 19940223 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄国際大学口承研 |
| 元テープ番号 | 嘉手納T29A06 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 本格昔話 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | かでなの民話P396 |
| キーワード | あの屋良漏池と言って、漏池の中にハブがいたそうだ。大きな石だが、山の下からだがこれを動かすほど凄い力があった。こんなに凄い力持ちがいた。漏池の側に牛をくくり付けていても、すぐ食べられてしまう。「もうこのハブ、鰻は取らなくてはならない。」と。国直、屋良、野国、野里、嘉手納の村の人達で取ることになった。「この鰻を取ろうとしても、取ろうとしたら人も食べてしまう。動物も食べてしまい、野菜を作ればみんな食べてしまう。この鰻を殺さなければならないと。どんなして取るか。」と言うと、漏池に、この鰻のいる所に、漏池の河原にいるから、ここに、国直、屋良、嘉手納、野国、野里の人達が集まって、野村、市村と言う人達も集まって、みんなで包丁を一つずつここに持って来た。漏池にこの鰻がいるところから、道にこの包丁を立てて、道に並べておいた。このハブの歩く道に並べていた。これでこのハブを殺すと。このハブが出て来るようにと牛、馬をおとりにしてここにくくり付けて、牛が離れた所からが鳴いているが、そこで牛はくくり付けているので、この牛は「モー。」と鳴いた。それでシンカの人達は集まって、吟味して、包丁を立てていたので、道から、どの洞、港、洞と言ったら、今このシンカから何百何千という包丁があって、みんなここに持って来て立てた。ここの河原から洞の方にかけて立てた。そこの洞から出て来てこの牛を食べようと、出て来ていた。みんな手を出すことが出来ない。行こうとするが半分までしか行くことが出来ない。鰻はここで死んでいた。包丁を持って来た人達がこのハブを殺した。それでその人達でこのハブを分けた。このハブを殺さなけれんば人も食べるし、動物も食べるし、野菜を作っても全部食べてしまう。それで、このハブを取ろうと考えて、この人達は集まって吟味をしていたわけ。それでこの屋良漏池の鰻は、死んでいなくなった。各々、野国、野里、屋良、嘉手納の人達はここで分けて、この漏池に行かなった。ここで死んでいるので、包丁で腹をかち割って、殺して人達は分けて食べたと。野里、いろんな人達でこのハブ取りに、鰻を取りに行った。洞にもう十件であった。何千でない。鰻がいたってよ。私が聞いたのは、石を下から洞の中に入れて、前から閉めていたというから、これを動かすことは出来なかった。凄い力であったって。 |
| 梗概(こうがい) | あの屋良漏池と言って、漏池の中にハブがいたそうだ。大きな石だが、山の下からだがこれを動かすほど凄い力があった。こんなに凄い力持ちがいた。漏池の側に牛をくくり付けていても、すぐ食べられてしまう。「もうこのハブ、鰻は取らなくてはならない。」と。国直、屋良、野国、野里、嘉手納の村の人達で取ることになった。「この鰻を取ろうとしても、取ろうとしたら人も食べてしまう。動物も食べてしまい、野菜を作ればみんな食べてしまう。この鰻を殺さなければならないと。どんなして取るか。」と言うと、漏池に、この鰻のいる所に、漏池の河原にいるから、ここに、国直、屋良、嘉手納、野国、野里の人達が集まって、野村、市村と言う人達も集まって、みんなで包丁を一つずつここに持って来た。漏池にこの鰻がいるところから、道にこの包丁を立てて、道に並べておいた。このハブの歩く道に並べていた。これでこのハブを殺すと。このハブが出て来るようにと牛、馬をおとりにしてここにくくり付けて、牛が離れた所からが鳴いているが、そこで牛はくくり付けているので、この牛は「モー。」と鳴いた。それでシンカの人達は集まって、吟味して、包丁を立てていたので、道から、どの洞、港、洞と言ったら、今このシンカから何百何千という包丁があって、みんなここに持って来て立てた。ここの河原から洞の方にかけて立てた。そこの洞から出て来てこの牛を食べようと、出て来ていた。みんな手を出すことが出来ない。行こうとするが半分までしか行くことが出来ない。鰻はここで死んでいた。包丁を持って来た人達がこのハブを殺した。それでその人達でこのハブを分けた。このハブを殺さなけれんば人も食べるし、動物も食べるし、野菜を作っても全部食べてしまう。それで、このハブを取ろうと考えて、この人達は集まって吟味をしていたわけ。それでこの屋良漏池の鰻は、死んでいなくなった。各々、野国、野里、屋良、嘉手納の人達はここで分けて、この漏池に行かなった。ここで死んでいるので、包丁で腹をかち割って、殺して人達は分けて食べたと。野里、いろんな人達でこのハブ取りに、鰻を取りに行った。洞にもう十件であった。何千でない。鰻がいたってよ。私が聞いたのは、石を下から洞の中に入れて、前から閉めていたというから、これを動かすことは出来なかった。凄い力であったって。 |
| 全体の記録時間数 | 7:54 |
| 物語の時間数 | 7:30 |
| 言語識別 | 方言 |
| 音源の質 | ○ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |