何がくいがやら分からん、まあがくいがやら分からんという話はね、昔、安謝港には橋は架からなかったわけ。潮、泊港、「泊港は 潮はみっちゃい いちゃし渡ゆやら〔泊港は 潮が満ちて どのようにして わたるのか〕」金細工の歌にもあるよ。あの向こうね、潮が満潮なるとね、渡る時にね、杭を打ってその杭から渡りよったらしいですよ。その杭ね、ぬうがくいやら分からん、まあがくいやら分からんて。昔侍がね、ちょん、ちょん、ちるもう二人渡っていたらしいですよね。すて、川の丁度中心に入ってからにね、この潮と水とあれしてね、杭が見えなくなったわけ。前の人がね、「まあが杭がら分からん。」と、また、後ろの人がね、「ぬうが杭がら分からん。」と言うたらしいですよね。その時に、このう上の方に登ってからにね、「あんたは、今さき何と言うたか。」と、「ぬ、まあが杭がら分からんと、言うてね、いいたんだよう。」と、わしは、「ぬうが杭がら分からん。」と言うたのにね。ああこれはちょっとおかしいな、あんたの言うことと、私の言うこととこれはもうちょっと。ぬうがくいやら分からん、まあがくいやら分からんと言ったらね、今の世の中でもね、あやふやな時にその言葉使うらしいですよ。これもうただ一時の話だけどね。ぬうがくぃーやら分からん、まあがくぃーやら分からんて。
| レコード番号 | 47O416159 |
|---|---|
| CD番号 | 47O41C326 |
| 決定題名 | まーが杭やら分からん(シマグチ混) |
| 話者がつけた題名 | - |
| 話者名 | 知念真吉 |
| 話者名かな | ちねんしんきち |
| 生年月日 | 19250312 |
| 性別 | 男 |
| 出身地 | 嘉手納町野里 |
| 記録日 | 19940222 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄国際大学口承研 |
| 元テープ番号 | 嘉手納T28A02 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 笑話 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | - |
| キーワード | 安謝港,泊港,杭,潮 |
| 梗概(こうがい) | 何がくいがやら分からん、まあがくいがやら分からんという話はね、昔、安謝港には橋は架からなかったわけ。潮、泊港、「泊港は 潮はみっちゃい いちゃし渡ゆやら〔泊港は 潮が満ちて どのようにして わたるのか〕」金細工の歌にもあるよ。あの向こうね、潮が満潮なるとね、渡る時にね、杭を打ってその杭から渡りよったらしいですよ。その杭ね、ぬうがくいやら分からん、まあがくいやら分からんて。昔侍がね、ちょん、ちょん、ちるもう二人渡っていたらしいですよね。すて、川の丁度中心に入ってからにね、この潮と水とあれしてね、杭が見えなくなったわけ。前の人がね、「まあが杭がら分からん。」と、また、後ろの人がね、「ぬうが杭がら分からん。」と言うたらしいですよね。その時に、このう上の方に登ってからにね、「あんたは、今さき何と言うたか。」と、「ぬ、まあが杭がら分からんと、言うてね、いいたんだよう。」と、わしは、「ぬうが杭がら分からん。」と言うたのにね。ああこれはちょっとおかしいな、あんたの言うことと、私の言うこととこれはもうちょっと。ぬうがくいやら分からん、まあがくいやら分からんと言ったらね、今の世の中でもね、あやふやな時にその言葉使うらしいですよ。これもうただ一時の話だけどね。ぬうがくぃーやら分からん、まあがくぃーやら分からんて。 |
| 全体の記録時間数 | 2:54 |
| 物語の時間数 | 2:30 |
| 言語識別 | 混在 |
| 音源の質 | ○ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |