普天間権現(共通語)

概要

とってもね、きれいな女の人がいたんだって。もう家族以外の人に誰にも顔見せないわけさ。したらあ、周囲のもう近くの若い青年達は、とってもきれいな人っては、噂は聞いているがみんな見にくるけど、誰にも見られない。人が来たらすぐ、後ろの部屋に隠れてもう見られなかったって。それでそこの弟、この人の弟ね、まだ小さい子の、その人あれしてからね、「あんたなんかのお姉さん、外に出ないからねえ、見たいから見せて。」って言って、「じゃあねえ、私が、いってからねお姉さん呼ぶから、あんたなんか後ろから見なさいよー。」っていうことでね、させられたって。したらあ、この子は行ってから、門の所でえ何ていうの、お姉さんのことを昔ンミーって呼ぶから、「ンミー、ンミー。ンミー、ンミー。」って呼んだらさ、「何でえ。」ったら、もうわじゃとどこも痛くないのに、転んで足痛ましたようなあれしてからさ、「歩けないから連れにおいでよー。」して、門で呼んだって。じゃあ、おいではい、おいでおいでするけど、歩ききれないったら、あとはこのお姉さん出てきてから、おんぶしようって背中な、向けたらね、弟が、「こっちに向いてえ、向いてえ。」するから、し、あの後ろの人に顔見せるってからだから。してこのお姉さんは呼ばれたから、顔(かおう)この子がしょっちゅうこっち向きなさいというもんだから、覆って向いたらね、この青年達は見たって。とてもきれいな人だった。「ああ見た。見た。」って、これ、この青年達がもう後ろであれしたもんだから、この姉さんはびっくりしてお家(うち)中に入り込んで、糸を口にくわえてからね、もう外に出て走りだしたらしいね。で、そのまま入ったのが普天間のこの普天間神宮の洞穴が、あってそこに入ったんだって。そこに入ったままもうそれっきり、この人出てこないらしいさあ。してえ、家族も捜したけど、捜されないって。してこの人が今(いまあ)、普天間神宮の神様になっているうっていう話。

再生時間:2:35

民話詳細DATA

レコード番号 47O416073
CD番号 47O41C322
決定題名 普天間権現(共通語)
話者がつけた題名
話者名 伊波好子
話者名かな いはよしこ
生年月日 19360910
性別
出身地 北谷町北前
記録日 19940223
記録者の所属組織 沖縄国際大学口承研
元テープ番号 嘉手納T22A04
元テープ管理者 沖縄伝承話資料センター
分類 本格昔話
発句(ほっく)
伝承事情
文字化資料 かでなの民話215
キーワード きれいな女,若い青年達,弟,普天間神宮の洞穴,神様
梗概(こうがい) とってもね、きれいな女の人がいたんだって。もう家族以外の人に誰にも顔見せないわけさ。したらあ、周囲のもう近くの若い青年達は、とってもきれいな人っては、噂は聞いているがみんな見にくるけど、誰にも見られない。人が来たらすぐ、後ろの部屋に隠れてもう見られなかったって。それでそこの弟、この人の弟ね、まだ小さい子の、その人あれしてからね、「あんたなんかのお姉さん、外に出ないからねえ、見たいから見せて。」って言って、「じゃあねえ、私が、いってからねお姉さん呼ぶから、あんたなんか後ろから見なさいよー。」っていうことでね、させられたって。したらあ、この子は行ってから、門の所でえ何ていうの、お姉さんのことを昔ンミーって呼ぶから、「ンミー、ンミー。ンミー、ンミー。」って呼んだらさ、「何でえ。」ったら、もうわじゃとどこも痛くないのに、転んで足痛ましたようなあれしてからさ、「歩けないから連れにおいでよー。」して、門で呼んだって。じゃあ、おいではい、おいでおいでするけど、歩ききれないったら、あとはこのお姉さん出てきてから、おんぶしようって背中な、向けたらね、弟が、「こっちに向いてえ、向いてえ。」するから、し、あの後ろの人に顔見せるってからだから。してこのお姉さんは呼ばれたから、顔(かおう)この子がしょっちゅうこっち向きなさいというもんだから、覆って向いたらね、この青年達は見たって。とてもきれいな人だった。「ああ見た。見た。」って、これ、この青年達がもう後ろであれしたもんだから、この姉さんはびっくりしてお家(うち)中に入り込んで、糸を口にくわえてからね、もう外に出て走りだしたらしいね。で、そのまま入ったのが普天間のこの普天間神宮の洞穴が、あってそこに入ったんだって。そこに入ったままもうそれっきり、この人出てこないらしいさあ。してえ、家族も捜したけど、捜されないって。してこの人が今(いまあ)、普天間神宮の神様になっているうっていう話。
全体の記録時間数 2:55
物語の時間数 2:35
言語識別 共通語
音源の質
テープ番号
予備項目1

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