琉球がね、焼き物が無い時分、中国からこの職人頼んできて、琉球の人がね、焼き物を習ったわけさあね。で、その琉球の王は、とってももう上等ができたと喜んでね、で、「君が欲しいもの何でもあげるから、何でも言ってごらん。何でもいいから」と、王様言ったもんだから、この中国ん職人はね、この女が通るのを見て一目惚れしてる。「じゃあ、あの女妻にしたいからくれ」と言ったもんだから、で、王様は、何でもって言ったもんだから、 摂政、三司官ね、国の議員さん、それ全部集めて協議したって。したら、その、国の三司官たちが、「これも一応、琉球の国のことだから、一個人とは代えられんから」ということでね、もう無理やりに連れて来て、支那人の妻に、奥さんになしたわけさ。なしたもんだから、この奥さんはあわりしてよ。毎日、その瓦屋の焼きむんやってるのは久茂地にあるさあね、瓦屋といって。毎日、あそこの瓦屋ちぢと言ったら森さ、高いところに登って、真南って南さあね、「まへ〈真南〉に向かって見れば、島浦や見いし里や見らん」とこの歌よんでるわけさ。で、島浦といって、自分の島の浦見るけれども、里や見らん、と悲しむわけさあ。その子どもがね、大きくなったもんだから、これ分かって、その唐人を鎌で殺すわけさ。殺すけどね、しかし、殺してこれも公儀が、国ごとなてから、裁判かけたもんだから、王様も摂政、三司官みんな事情分かるもんだから、子どもは無罪になって、またその奥さんも、また元の家に帰って、親子三人幸せに暮らしたと。瓦屋節の由来。
| レコード番号 | 47O235982 |
|---|---|
| CD番号 | 47O23C318 |
| 決定題名 | 瓦屋節の由来(シマグチ混) |
| 話者がつけた題名 | - |
| 話者名 | 知花包喜 |
| 話者名かな | ちばなほうき |
| 生年月日 | 19221031 |
| 性別 | 男 |
| 出身地 | 嘉手納町字野国 |
| 記録日 | 19930829 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄国際大学口承研 |
| 元テープ番号 | 嘉手納T17A14 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 伝説 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | かでなの民話P231 |
| キーワード | 焼き物,唐人,瓦屋,王様 |
| 梗概(こうがい) | 琉球がね、焼き物が無い時分、中国からこの職人頼んできて、琉球の人がね、焼き物を習ったわけさあね。で、その琉球の王は、とってももう上等ができたと喜んでね、で、「君が欲しいもの何でもあげるから、何でも言ってごらん。何でもいいから」と、王様言ったもんだから、この中国ん職人はね、この女が通るのを見て一目惚れしてる。「じゃあ、あの女妻にしたいからくれ」と言ったもんだから、で、王様は、何でもって言ったもんだから、 摂政、三司官ね、国の議員さん、それ全部集めて協議したって。したら、その、国の三司官たちが、「これも一応、琉球の国のことだから、一個人とは代えられんから」ということでね、もう無理やりに連れて来て、支那人の妻に、奥さんになしたわけさ。なしたもんだから、この奥さんはあわりしてよ。毎日、その瓦屋の焼きむんやってるのは久茂地にあるさあね、瓦屋といって。毎日、あそこの瓦屋ちぢと言ったら森さ、高いところに登って、真南って南さあね、「まへ〈真南〉に向かって見れば、島浦や見いし里や見らん」とこの歌よんでるわけさ。で、島浦といって、自分の島の浦見るけれども、里や見らん、と悲しむわけさあ。その子どもがね、大きくなったもんだから、これ分かって、その唐人を鎌で殺すわけさ。殺すけどね、しかし、殺してこれも公儀が、国ごとなてから、裁判かけたもんだから、王様も摂政、三司官みんな事情分かるもんだから、子どもは無罪になって、またその奥さんも、また元の家に帰って、親子三人幸せに暮らしたと。瓦屋節の由来。 |
| 全体の記録時間数 | 2:41 |
| 物語の時間数 | 2:35 |
| 言語識別 | 共通語 |
| 音源の質 | ○ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |