水釜には御嶽はない。大正6年に土帝君(その土地を守ってくれる鎮守の神様)を作って祀ったが、それまで拝所はなかった。キナーの村にヨシハマのタンメーという易者がいた。その人に、「この水釜の風水は非常によい」と言われた。水釜は比謝川の左岸にある松林を背にし、開けた平地を前にして、左手には大海原をひかえているということだった。ただ、拝所のないのが問題だったため、易者の言った場所に拝所を作ることに決め、土帝君を祀るように勧められた。石に「感応」という字を書いて拝みなさいと言われた。(普天間神宮の坊さんの話によると、感応とは、ある事柄を信仰して拝めば願いが叶うという意味)。他に水釜も拝むがウブガー(産井)も拝む。ウブガーには真水が湧くが、不浄な者が通ると水が濁ると言われている。ウブガーを拝みに行くのは正月と5月。この井戸は屋良の人に言わせると、人が住みやすいように、水を溜めるための井戸を作ったということである。屋良の村では、村の東側の東クンノーイ、イキントーあたりの人々がそこに住んで、いつでも水が飲めるように、クンノーイガー(井戸)を作ったという例がある。
| レコード番号 | 47O235746 |
|---|---|
| CD番号 | 47O23C307 |
| 決定題名 | 水釜の拝所(共通語) |
| 話者がつけた題名 | - |
| 話者名 | 奥間信一 |
| 話者名かな | おくましんいち |
| 生年月日 | 19220301 |
| 性別 | 男 |
| 出身地 | 嘉手納町水釜 |
| 記録日 | 19930828 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄国際大学口承研 |
| 元テープ番号 | 嘉手納T08A02 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 伝説 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | - |
| キーワード | 御嶽,土帝君,ヨシハマのタンメー,水釜の風水 |
| 梗概(こうがい) | 水釜には御嶽はない。大正6年に土帝君(その土地を守ってくれる鎮守の神様)を作って祀ったが、それまで拝所はなかった。キナーの村にヨシハマのタンメーという易者がいた。その人に、「この水釜の風水は非常によい」と言われた。水釜は比謝川の左岸にある松林を背にし、開けた平地を前にして、左手には大海原をひかえているということだった。ただ、拝所のないのが問題だったため、易者の言った場所に拝所を作ることに決め、土帝君を祀るように勧められた。石に「感応」という字を書いて拝みなさいと言われた。(普天間神宮の坊さんの話によると、感応とは、ある事柄を信仰して拝めば願いが叶うという意味)。他に水釜も拝むがウブガー(産井)も拝む。ウブガーには真水が湧くが、不浄な者が通ると水が濁ると言われている。ウブガーを拝みに行くのは正月と5月。この井戸は屋良の人に言わせると、人が住みやすいように、水を溜めるための井戸を作ったということである。屋良の村では、村の東側の東クンノーイ、イキントーあたりの人々がそこに住んで、いつでも水が飲めるように、クンノーイガー(井戸)を作ったという例がある。 |
| 全体の記録時間数 | 10:00 |
| 物語の時間数 | 9:54 |
| 言語識別 | 共通語 |
| 音源の質 | ○ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |