ある所に孝行息子がいて、他所の村に出稼ぎに行っていた。そこでもらったご飯を親に食べさせるために、いつも家に持って帰っていた。ある時、暗い中、帰る途中、一人の老人が重そうに荷物を担いで歩いていたので、追いついて、「どこへ行くのか」と聞くと、老人は、「私は一人息子を亡くし、今日は大歳の夜だから葬式に出る人もいないので、これから葬りに行くのだ」と答える。そこでその若者が、私が代わってあげよう、と言って荷物を背負い、しばらく歩いていると、老人は消えていた。若者は仕方なく家に帰って両親にそのことを話した。荷物を開けて見ると、箱の中には黄金や宝物が入っていたため、村中の人を集めて、話して聞かせ、みんなにご馳走した。そして家も裕福になり、村中でも評判になった。それ以来、棺のことを「クヮンバコは宝物」というようになった。
| レコード番号 | 47O235660 |
|---|---|
| CD番号 | 47O23C303 |
| 決定題名 | 大歳の宝(シマグチ) |
| 話者がつけた題名 | - |
| 話者名 | 亀谷長敬 |
| 話者名かな | かめやちょうけい |
| 生年月日 | 19040805 |
| 性別 | 男 |
| 出身地 | 首里赤田 |
| 記録日 | 19930828 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄国際大学口承研 |
| 元テープ番号 | 嘉手納T04B05 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 本格昔話 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | かでなの民話P406 |
| キーワード | 孝行息子,出稼ぎ,老人,大歳の夜,葬式,黄金や宝物,棺 |
| 梗概(こうがい) | ある所に孝行息子がいて、他所の村に出稼ぎに行っていた。そこでもらったご飯を親に食べさせるために、いつも家に持って帰っていた。ある時、暗い中、帰る途中、一人の老人が重そうに荷物を担いで歩いていたので、追いついて、「どこへ行くのか」と聞くと、老人は、「私は一人息子を亡くし、今日は大歳の夜だから葬式に出る人もいないので、これから葬りに行くのだ」と答える。そこでその若者が、私が代わってあげよう、と言って荷物を背負い、しばらく歩いていると、老人は消えていた。若者は仕方なく家に帰って両親にそのことを話した。荷物を開けて見ると、箱の中には黄金や宝物が入っていたため、村中の人を集めて、話して聞かせ、みんなにご馳走した。そして家も裕福になり、村中でも評判になった。それ以来、棺のことを「クヮンバコは宝物」というようになった。 |
| 全体の記録時間数 | 5:05 |
| 物語の時間数 | 4:40 |
| 言語識別 | 方言 |
| 音源の質 | △ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |