布納め(シマグチ混)

概要

宮古を治める役人は、本島からの単身赴任が多く、きれいな人なら人妻でも若い子でも自分のものにする人が多かった。伊良部のタニメガが布を宮古に納めに行くと、鳥居の下にある役人がいて、出身地と名前を聞かれた。タニメガが伊良部佐和田出身と答えると、「どうして伊良部からはいつもお前一人が来るのだ。他に人はいないのか」と言う。「伊良部には私以上に美しい人がたくさんいるが、私は貧しく位もないものだから」とタニメガが答えると、この主は、「それなら私の側にいなさい。そして主の気持ちも親の気持ちももらいなさい」と返す。それに対しタニメガは「私は石の上に生えるアコウの木のように夫を抱えて根を下ろしています。もしもあなたが沖縄で、もっともっと偉くなり、そこを治めるようになったらその時はお供します。一緒にお祝いしましょう」と断わる。主はタニメガの知恵に参って誘うのをやめた。布納めの歌は上布を差し上げる歌と、この主を断わるときの歌の二つにわかれている。

再生時間:8:08

民話詳細DATA

レコード番号 47O233994
CD番号 47O23C210
決定題名 布納め(シマグチ混)
話者がつけた題名
話者名 下地マツ
話者名かな しもじまつ
生年月日 19110628
性別
出身地 平良市西仲宗根
記録日 19970919
記録者の所属組織 沖縄国際大学口承研
元テープ番号 平良T153A07
元テープ管理者 沖縄伝承話資料センター
分類 伝説
発句(ほっく)
伝承事情
文字化資料
キーワード タニメガ,宮古上布,役人
梗概(こうがい) 宮古を治める役人は、本島からの単身赴任が多く、きれいな人なら人妻でも若い子でも自分のものにする人が多かった。伊良部のタニメガが布を宮古に納めに行くと、鳥居の下にある役人がいて、出身地と名前を聞かれた。タニメガが伊良部佐和田出身と答えると、「どうして伊良部からはいつもお前一人が来るのだ。他に人はいないのか」と言う。「伊良部には私以上に美しい人がたくさんいるが、私は貧しく位もないものだから」とタニメガが答えると、この主は、「それなら私の側にいなさい。そして主の気持ちも親の気持ちももらいなさい」と返す。それに対しタニメガは「私は石の上に生えるアコウの木のように夫を抱えて根を下ろしています。もしもあなたが沖縄で、もっともっと偉くなり、そこを治めるようになったらその時はお供します。一緒にお祝いしましょう」と断わる。主はタニメガの知恵に参って誘うのをやめた。布納めの歌は上布を差し上げる歌と、この主を断わるときの歌の二つにわかれている。
全体の記録時間数 8:08
物語の時間数 8:08
言語識別 混在
音源の質
テープ番号
予備項目1

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