漁師がいつも通る道にお墓があり、毎日そこへあいさつをしていた。漁師が毎日あいさつをしてくれるので、マジムヌは何かお礼をしようと考え、白い着物を上げた。この着物を着ると体が消えるので、漁師は毎晩のように料理屋へ行き、ただで食べていた。漁師の妻は、夫が毎晩食べ物を持ってくるので不思議に思い、タンスを開けると白い着物が出てきた。妻は夫がそれで泥棒をしていると思い、囲炉裏で衣を燃やしてしまうが、夫はその着物の灰を体に塗って街へ出かける。料理人の机の下に隠れて、料理をムシャムシャつまみ食いした。自分の料理が少なくなっているのを不思議に思った料理人は、お茶を漁師にかける。元に戻った漁師は慌てて逃げた。マズムヌと仲良くなった漁師は、一緒に釣りに行くことになった。潮が満ちてきたので魚を分けるようになった。漁師はマズムヌに「出すのを忘れていた」と言って、ユーグル(魔除け)を見せてピンフ山へ逃げた。マズムヌもその後を追って来たので、漁師は豚小屋に隠れた。マズムヌは漁師を探したが、見つけることが出来ずに帰ってしまう。漁師に裏切られたマズムヌは、ミンガナ(人を喰う者)になって、村中の人を食べ尽くした。子供とおばあさんの家に行き食べようとすると、おばあさんが「ミンガナに食べられるのはいいけど、屋敷を喰うマズムヌに食べられるのはもっと怖い。雨、風をしのげなくなったらどう住んだらよいのだろう」と言ったので、ミンガナは自分よりも恐ろしいものがいると思い、逃げた。この家の人は村を捨て、友利のイキバリに移り成功したという。
| レコード番号 | 47O233974 |
|---|---|
| CD番号 | 47O23C208 |
| 決定題名 | マズムヌと人間(共通語) |
| 話者がつけた題名 | - |
| 話者名 | 下地マツ |
| 話者名かな | しもじまつ |
| 生年月日 | 19110628 |
| 性別 | 女 |
| 出身地 | 平良市西仲宗根 |
| 記録日 | 19970918 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄国際大学口承研 |
| 元テープ番号 | 平良T151A03 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 伝説 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | - |
| キーワード | マジムヌ,隠れ衣,ユーグル,ミンガナ |
| 梗概(こうがい) | 漁師がいつも通る道にお墓があり、毎日そこへあいさつをしていた。漁師が毎日あいさつをしてくれるので、マジムヌは何かお礼をしようと考え、白い着物を上げた。この着物を着ると体が消えるので、漁師は毎晩のように料理屋へ行き、ただで食べていた。漁師の妻は、夫が毎晩食べ物を持ってくるので不思議に思い、タンスを開けると白い着物が出てきた。妻は夫がそれで泥棒をしていると思い、囲炉裏で衣を燃やしてしまうが、夫はその着物の灰を体に塗って街へ出かける。料理人の机の下に隠れて、料理をムシャムシャつまみ食いした。自分の料理が少なくなっているのを不思議に思った料理人は、お茶を漁師にかける。元に戻った漁師は慌てて逃げた。マズムヌと仲良くなった漁師は、一緒に釣りに行くことになった。潮が満ちてきたので魚を分けるようになった。漁師はマズムヌに「出すのを忘れていた」と言って、ユーグル(魔除け)を見せてピンフ山へ逃げた。マズムヌもその後を追って来たので、漁師は豚小屋に隠れた。マズムヌは漁師を探したが、見つけることが出来ずに帰ってしまう。漁師に裏切られたマズムヌは、ミンガナ(人を喰う者)になって、村中の人を食べ尽くした。子供とおばあさんの家に行き食べようとすると、おばあさんが「ミンガナに食べられるのはいいけど、屋敷を喰うマズムヌに食べられるのはもっと怖い。雨、風をしのげなくなったらどう住んだらよいのだろう」と言ったので、ミンガナは自分よりも恐ろしいものがいると思い、逃げた。この家の人は村を捨て、友利のイキバリに移り成功したという。 |
| 全体の記録時間数 | 11:04 |
| 物語の時間数 | 11:04 |
| 言語識別 | 共通語 |
| 音源の質 | △ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |