久松の海の辺りに一本の寄木があったが、そこで二人の漁師が潮待ちしていると、「寄神よ、子供が生まれるというから子供の将来を祝福しに行こう。しかし人間が座っているから、代わりに行ってくれ」という声がした。神は、「きれいな生活をしている妊婦はいい家庭を築く。もう一人は不真面目だから不幸な家庭が出来る」と言って帰って来た。子供が出来ると二人は夫婦にした。しかし男の方が乱暴者で、女の方が真面目な人だったので、二人はうまくいかず、女は追い出されてしまう。神様に、「西銘村へ行きなさい」と言われ、西銘村へ行き、炭を焼いている男と一緒になり、裏山にあった財宝で幸せに暮らすことが出来た。その後、姉妹と3人兄弟が生まれた。成長した頃父親は目が見えなくなり、これを恥じた兄弟達は、父親を亡き者にしようと企み、仕舞いが留守の間に海へ連れて行った。そこで魚を取っている振りをして、父親を浅瀬に置き去りにし、3人は帰ってしまう。父親が一人でいると、一匹のフカが現れ、背に乗せて砂浜に運んでくれた。そこに駆けつけた娘は、お礼に牛を食べさせた。フカは喜んで帰っていった。この何代目かが目黒盛豊見親である。また、このことがあったので、仲宗根の子孫はフカを食べない。
| レコード番号 | 47O233805 |
|---|---|
| CD番号 | 47O23C195 |
| 決定題名 | 寄木の主(共通語) |
| 話者がつけた題名 | - |
| 話者名 | 羽地栄 |
| 話者名かな | はねじさかい |
| 生年月日 | 19130301 |
| 性別 | 男 |
| 出身地 | 平良市 |
| 記録日 | 19970318 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄国際大学口承研 |
| 元テープ番号 | 平良T129B01 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 伝説 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | - |
| キーワード | 漁師,寄木,神様,炭焼,盲目,フカ,牛, |
| 梗概(こうがい) | 久松の海の辺りに一本の寄木があったが、そこで二人の漁師が潮待ちしていると、「寄神よ、子供が生まれるというから子供の将来を祝福しに行こう。しかし人間が座っているから、代わりに行ってくれ」という声がした。神は、「きれいな生活をしている妊婦はいい家庭を築く。もう一人は不真面目だから不幸な家庭が出来る」と言って帰って来た。子供が出来ると二人は夫婦にした。しかし男の方が乱暴者で、女の方が真面目な人だったので、二人はうまくいかず、女は追い出されてしまう。神様に、「西銘村へ行きなさい」と言われ、西銘村へ行き、炭を焼いている男と一緒になり、裏山にあった財宝で幸せに暮らすことが出来た。その後、姉妹と3人兄弟が生まれた。成長した頃父親は目が見えなくなり、これを恥じた兄弟達は、父親を亡き者にしようと企み、仕舞いが留守の間に海へ連れて行った。そこで魚を取っている振りをして、父親を浅瀬に置き去りにし、3人は帰ってしまう。父親が一人でいると、一匹のフカが現れ、背に乗せて砂浜に運んでくれた。そこに駆けつけた娘は、お礼に牛を食べさせた。フカは喜んで帰っていった。この何代目かが目黒盛豊見親である。また、このことがあったので、仲宗根の子孫はフカを食べない。 |
| 全体の記録時間数 | 12:25 |
| 物語の時間数 | 12:25 |
| 言語識別 | 共通語 |
| 音源の質 | 〇 |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |