節祭りの由来(共通語)

概要

昔、人の世が出来始めた時、月の神、天の神は人間の命を末永くつなぎとめようと、アカリャーイニ座を呼んで、水を入れた二つの桶を授けて、これを人の住む下界へ持って行き、人間にはスデ水を浴びせ、末永くすで変わり、いついつまでも常世の命をあらせと。ヘビは心悪しきものだから、あいつにはスニ(死に)水を浴びせなさい、と月の神と天の神のお情けを人類に授けようと、二つの桶を持って行かせた。長い道の疲れで休みながらアカリャーイニ座は小便をした。すると置いておいた二つの桶の人間に浴びせる水の方にヘビが入って水浴びをしてしまった。アカリャーイニ座は驚いて、気の毒に思いながらも人間にはスニ水を浴びせて天に帰って行った。そこで事の成り行きを聞いた月の神と天の神は怒ってしまい、桶を担いだままアカリャーイニ座を月の世界で立っておけという裁きを与えた。今でも月の中ではアカリャーイニ座が立っていて、ヘビは脱皮して新しい命を持ち、スニ水を浴びた人間は生きたくとも一度死んだら生き返られなくなった。毎年、節祭りがあり、アラ夜にスデ水を人間の住んでいる下界にまくので、その夜は雨が降るといわれている。旧暦の5,6月の甲午の日から次の日にかけて降る。そして、海の石を取ってきて家の四隅に置き、火の神の前に三つ置く。貝を取ってきて汁にして飲む。そして老人はお湯を沸かしてお茶として飲むようになる。若者は朝早く起きて海に行き、水浴びをする習慣があったが、今はほとんどない。

再生時間:1:43

民話詳細DATA

レコード番号 47O233555
CD番号 47O23C180
決定題名 節祭りの由来(共通語)
話者がつけた題名
話者名 羽地栄
話者名かな はねじさかい
生年月日 19130301
性別
出身地 平良市 
記録日 19960904
記録者の所属組織 沖縄国際大学口承研
元テープ番号 平良T78A05
元テープ管理者 沖縄伝承話資料センター
分類 本格昔話、 伝説
発句(ほっく)
伝承事情
文字化資料
キーワード スデ水,スニ水,ヘビ,節祭り
梗概(こうがい) 昔、人の世が出来始めた時、月の神、天の神は人間の命を末永くつなぎとめようと、アカリャーイニ座を呼んで、水を入れた二つの桶を授けて、これを人の住む下界へ持って行き、人間にはスデ水を浴びせ、末永くすで変わり、いついつまでも常世の命をあらせと。ヘビは心悪しきものだから、あいつにはスニ(死に)水を浴びせなさい、と月の神と天の神のお情けを人類に授けようと、二つの桶を持って行かせた。長い道の疲れで休みながらアカリャーイニ座は小便をした。すると置いておいた二つの桶の人間に浴びせる水の方にヘビが入って水浴びをしてしまった。アカリャーイニ座は驚いて、気の毒に思いながらも人間にはスニ水を浴びせて天に帰って行った。そこで事の成り行きを聞いた月の神と天の神は怒ってしまい、桶を担いだままアカリャーイニ座を月の世界で立っておけという裁きを与えた。今でも月の中ではアカリャーイニ座が立っていて、ヘビは脱皮して新しい命を持ち、スニ水を浴びた人間は生きたくとも一度死んだら生き返られなくなった。毎年、節祭りがあり、アラ夜にスデ水を人間の住んでいる下界にまくので、その夜は雨が降るといわれている。旧暦の5,6月の甲午の日から次の日にかけて降る。そして、海の石を取ってきて家の四隅に置き、火の神の前に三つ置く。貝を取ってきて汁にして飲む。そして老人はお湯を沸かしてお茶として飲むようになる。若者は朝早く起きて海に行き、水浴びをする習慣があったが、今はほとんどない。
全体の記録時間数 1:43
物語の時間数 1:43
言語識別 共通語
音源の質
テープ番号
予備項目1

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