漲水のツカサヤーの神は片目の蛇だと年寄りは怖がる。今の警察署の東に住屋御嶽(スミヤウタキ)があった。その隣に屋号をスミヤーという所があって娘がいた。全然外に出なくて美人だった。夜な夜な、きれいな男が現れ、寝て帰る。いつの間にか娘のお腹が大きくなって、子が生まれた。お腹が大きくなった時に母親が、「カシ(宮古上布の糸)を針に通して男の神に刺しなさい」と言ったので、娘はその通りにした。男の帰る所を糸をたどって行くと、ツカサヤーの御嶽に入っていった。母は驚いて、「アッガイタンデ、ツカサヤーの神だったのか」と言った。蛇は、「子供ができたら必ずツカサヤーに連れて来い」と言ったので子供を連れて行くと、頭に刺したと思った針は片目に刺さっていた。その蛇は子供を背に乗せて、そのまま天に昇って消えた。戦後、帰ってきた軍人の前に片目の蛇が現れた。しかしその人はツカサヤーの神だとは知らずに殺してしまった。そうするとその人は気が狂ってしまい、軍服を着たまま街の中をさまよい、自分の庭に檻を作って一生をそこで過ごした。人々は祟りだという。
| レコード番号 | 47O233550 |
|---|---|
| CD番号 | 47O23C179 |
| 決定題名 | 蛇婿入 漲水(共通語) |
| 話者がつけた題名 | 漲水御嶽(片目の蛇) |
| 話者名 | 羽地栄 |
| 話者名かな | はねじさかい |
| 生年月日 | 19130301 |
| 性別 | 男 |
| 出身地 | 平良市 |
| 記録日 | 19960903 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄国際大学口承研 |
| 元テープ番号 | 平良T77B05 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 伝説 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | - |
| キーワード | 片目の蛇,漲水のツカサヤー,軍人,気違い |
| 梗概(こうがい) | 漲水のツカサヤーの神は片目の蛇だと年寄りは怖がる。今の警察署の東に住屋御嶽(スミヤウタキ)があった。その隣に屋号をスミヤーという所があって娘がいた。全然外に出なくて美人だった。夜な夜な、きれいな男が現れ、寝て帰る。いつの間にか娘のお腹が大きくなって、子が生まれた。お腹が大きくなった時に母親が、「カシ(宮古上布の糸)を針に通して男の神に刺しなさい」と言ったので、娘はその通りにした。男の帰る所を糸をたどって行くと、ツカサヤーの御嶽に入っていった。母は驚いて、「アッガイタンデ、ツカサヤーの神だったのか」と言った。蛇は、「子供ができたら必ずツカサヤーに連れて来い」と言ったので子供を連れて行くと、頭に刺したと思った針は片目に刺さっていた。その蛇は子供を背に乗せて、そのまま天に昇って消えた。戦後、帰ってきた軍人の前に片目の蛇が現れた。しかしその人はツカサヤーの神だとは知らずに殺してしまった。そうするとその人は気が狂ってしまい、軍服を着たまま街の中をさまよい、自分の庭に檻を作って一生をそこで過ごした。人々は祟りだという。 |
| 全体の記録時間数 | 8:20 |
| 物語の時間数 | 8:20 |
| 言語識別 | 共通語 |
| 音源の質 | 〇 |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |