昔、島津という部落にンギャンマヤグミカマドというとてもきれいな人がいて、下地にもマツガニという屋号の家に美男子がいた。この二人は恋仲で、夫婦になるために一年間休まず女の所へ通うという賭けをした。男は毎晩、手ぬぐいで顔を隠し、クバ笠をかぶって通っていたが、最後の一日という時になって病気になる。そこで、友人に、今日行けば夫婦になれるのだが、病気になったので行けないと伝えてくれ、と頼んだ。友人は男がいつも出掛ける時の格好を真似て女の所へ行ったのだが、女あまりにもきれいなので、理由を言わずに顔が見えないからと、夫婦になった。翌朝になっても手ぬぐいを取らない男を不思議に思った女が理由を聞くと、友人は本当のことを話す。傷ついた女は、男にこの出来事を話して夫婦にならなかった。男はとても傷ついて自殺した。それを知った女も後を追って自殺した。この二人は死後、また寄り添って、アサドヤという踊りを舞いながらあの世へ行った。島津ナナンミ(七山)とは、男が女の所へ通う時に、七つの山を越えてきたことからきている。女がとてもきれいだということは、こういうことからも分かる。それは荷川取の豊見親(ウスーヨー)という人は、下働きの女は美人から選んでいた。そこにンギャンマヤグミカマドも仕えていて、機織りがとても上手だった。カマドは男と夫婦になった時に、自分で作った上布を上げようと上布を作ったが、こんなことになってしまったからと言って、あの世へ一緒に持って行った。
| レコード番号 | 47O233473 |
|---|---|
| CD番号 | 47O23C174 |
| 決定題名 | 島津ナナンミ(共通語) |
| 話者がつけた題名 | - |
| 話者名 | 平良ヨシ |
| 話者名かな | たいらよし |
| 生年月日 | 19300420 |
| 性別 | 女 |
| 出身地 | 平良市荷川取 |
| 記録日 | 19960904 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄国際大学口承研 |
| 元テープ番号 | 平良T54A07 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 伝説 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | - |
| キーワード | ナナンミ,恋仲,百日通い,自殺 |
| 梗概(こうがい) | 昔、島津という部落にンギャンマヤグミカマドというとてもきれいな人がいて、下地にもマツガニという屋号の家に美男子がいた。この二人は恋仲で、夫婦になるために一年間休まず女の所へ通うという賭けをした。男は毎晩、手ぬぐいで顔を隠し、クバ笠をかぶって通っていたが、最後の一日という時になって病気になる。そこで、友人に、今日行けば夫婦になれるのだが、病気になったので行けないと伝えてくれ、と頼んだ。友人は男がいつも出掛ける時の格好を真似て女の所へ行ったのだが、女あまりにもきれいなので、理由を言わずに顔が見えないからと、夫婦になった。翌朝になっても手ぬぐいを取らない男を不思議に思った女が理由を聞くと、友人は本当のことを話す。傷ついた女は、男にこの出来事を話して夫婦にならなかった。男はとても傷ついて自殺した。それを知った女も後を追って自殺した。この二人は死後、また寄り添って、アサドヤという踊りを舞いながらあの世へ行った。島津ナナンミ(七山)とは、男が女の所へ通う時に、七つの山を越えてきたことからきている。女がとてもきれいだということは、こういうことからも分かる。それは荷川取の豊見親(ウスーヨー)という人は、下働きの女は美人から選んでいた。そこにンギャンマヤグミカマドも仕えていて、機織りがとても上手だった。カマドは男と夫婦になった時に、自分で作った上布を上げようと上布を作ったが、こんなことになってしまったからと言って、あの世へ一緒に持って行った。 |
| 全体の記録時間数 | 10:35 |
| 物語の時間数 | 10:35 |
| 言語識別 | 共通語 |
| 音源の質 | 〇 |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |