宮古ではガジュマルの木を燃やして、その灰を使って染物をしていた。ある男が、自分もそれをやって染物屋に持って行こうと思い、夜遅くまで火を燃やしていた。すると女の人がやって来て、「日も暮れたので私を妻にして下さい」と言った。男は、「あなたのような美人を妻にすることは出来ないから許して下さい」と言ったが、「どうしてもお願いします」と頼まれたので、男は承諾して道端で夫婦関係をもった。その後、女は立ち去ろうとして、その時、お礼に何を上げたらいいかと聞いた。男は、「自分の畑に芋や粟を植えた時には豊作にして欲しい」と頼んだ。すると女は、「あれだけ広い畑のの中から、どうやって探せばいいのか」と言ったので、男は三つ又を立てておくと言った。女は、自分はこの世の人ではないので、各地の神様を呼んでたくさん実らせようと言い、そのまま消えていった。それから三つ又を立てている男の畑は豊作になった。隣の畑の人が不思議に思って調べてみると、三つ又を見つけたので、その時から三つ又を立てると豊作になるのだと言って、現在でも畑に三つ又を立てる習慣が続いている。女は天国へ帰ったが未婚だったため罰せられ、病で死に成仏出来ず、もう一度男を捜しに行ってきなさいと命ぜられた。そして神の使いとして地上へ戻り、幽霊となって男を探し遊んだという。
| レコード番号 | 47O233407 |
|---|---|
| CD番号 | 47O23C169 |
| 決定題名 | 三つ又由来(共通語) |
| 話者がつけた題名 | - |
| 話者名 | 宜保清 |
| 話者名かな | ぎぼきよし |
| 生年月日 | 19291201 |
| 性別 | 男 |
| 出身地 | 平良市松原 |
| 記録日 | 19960905 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄国際大学口承研 |
| 元テープ番号 | 平良T48A01 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 伝説 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | - |
| キーワード | 三つ又,豊作,女の幽霊, |
| 梗概(こうがい) | 宮古ではガジュマルの木を燃やして、その灰を使って染物をしていた。ある男が、自分もそれをやって染物屋に持って行こうと思い、夜遅くまで火を燃やしていた。すると女の人がやって来て、「日も暮れたので私を妻にして下さい」と言った。男は、「あなたのような美人を妻にすることは出来ないから許して下さい」と言ったが、「どうしてもお願いします」と頼まれたので、男は承諾して道端で夫婦関係をもった。その後、女は立ち去ろうとして、その時、お礼に何を上げたらいいかと聞いた。男は、「自分の畑に芋や粟を植えた時には豊作にして欲しい」と頼んだ。すると女は、「あれだけ広い畑のの中から、どうやって探せばいいのか」と言ったので、男は三つ又を立てておくと言った。女は、自分はこの世の人ではないので、各地の神様を呼んでたくさん実らせようと言い、そのまま消えていった。それから三つ又を立てている男の畑は豊作になった。隣の畑の人が不思議に思って調べてみると、三つ又を見つけたので、その時から三つ又を立てると豊作になるのだと言って、現在でも畑に三つ又を立てる習慣が続いている。女は天国へ帰ったが未婚だったため罰せられ、病で死に成仏出来ず、もう一度男を捜しに行ってきなさいと命ぜられた。そして神の使いとして地上へ戻り、幽霊となって男を探し遊んだという。 |
| 全体の記録時間数 | 6:48 |
| 物語の時間数 | 6:48 |
| 言語識別 | 共通語 |
| 音源の質 | 〇 |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |