正月元旦の日にみすぼらしい老人が村にやって来て、金持ちの家へ行くと縁起が悪いと追い払われた。貧乏人の家に行くと、元旦に男の客が来るのは縁起がいいと歓迎し、野菜の葉を味噌和えにしてお茶を出した。また、ミノを敷いて肩の所に座ってくださいというと、ミノは肩の所に座るものではないと、ザラザラした下の方に座った。この老人の客が去る時、「今年粟をたくさん作っている家の粟は、病気で穂が黒くなり実が入らないようになるから、その粟の穂をもらいなさい」と言った。その年、村で一番多く粟を作っている家の粟が、老人の言う通りになったので、貧乏人はその粟を作っている家に行って粟の穂をもらった。その穂を刈り取ってみると、実が入っていないように見えた穂は、見事に実った穂になったので、村中からぼろ布をもらって袋を作り、それを俵にして粟を入れ、山のように積み上げたので金持ちになった。粟を作っていた家では、穂を取るだけでなく、ついでに穂の幹を倒してくれというので、貧乏人はその畑の粟の幹をヘラで倒して家に帰ると、翌日までには広い畑全部の粟幹が倒されていたので、正月に来た老人は神様だと分かった。
| レコード番号 | 47O233379 |
|---|---|
| CD番号 | 47O23C167 |
| 決定題名 | 大歳の客 粟授け(共通語) |
| 話者がつけた題名 | - |
| 話者名 | 宮国徳太郎 |
| 話者名かな | みやぐにとくたろう |
| 生年月日 | 19180605 |
| 性別 | 男 |
| 出身地 | 平良市久貝 |
| 記録日 | 19960905 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄国際大学口承研 |
| 元テープ番号 | 平良T45A01 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 本格昔話 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | - |
| キーワード | 神様,金持ち,貧乏人,粟, |
| 梗概(こうがい) | 正月元旦の日にみすぼらしい老人が村にやって来て、金持ちの家へ行くと縁起が悪いと追い払われた。貧乏人の家に行くと、元旦に男の客が来るのは縁起がいいと歓迎し、野菜の葉を味噌和えにしてお茶を出した。また、ミノを敷いて肩の所に座ってくださいというと、ミノは肩の所に座るものではないと、ザラザラした下の方に座った。この老人の客が去る時、「今年粟をたくさん作っている家の粟は、病気で穂が黒くなり実が入らないようになるから、その粟の穂をもらいなさい」と言った。その年、村で一番多く粟を作っている家の粟が、老人の言う通りになったので、貧乏人はその粟を作っている家に行って粟の穂をもらった。その穂を刈り取ってみると、実が入っていないように見えた穂は、見事に実った穂になったので、村中からぼろ布をもらって袋を作り、それを俵にして粟を入れ、山のように積み上げたので金持ちになった。粟を作っていた家では、穂を取るだけでなく、ついでに穂の幹を倒してくれというので、貧乏人はその畑の粟の幹をヘラで倒して家に帰ると、翌日までには広い畑全部の粟幹が倒されていたので、正月に来た老人は神様だと分かった。 |
| 全体の記録時間数 | 14:51 |
| 物語の時間数 | 14:51 |
| 言語識別 | 共通語 |
| 音源の質 | ◎ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |