昔の沖縄の十一月を沖縄では霜月と言っていたわけ。その霜月の一日は今の「火の用心」の竈御願(かまうがん)があるわけねえ。そして、役人や村中の区長、頭が出ていらっしゃるから、持てなしをするわけ。竈回(かままわ)りという時は、自分達のところからは、どんな品物を差し上げたのか分からないけどねえ、勝連は海国だから、その人達がいらっしゃる時は蛸を出していたんだって。そうしたら、もう十二時ごろ、太腸も真赤に照っている時だけど、字中の人に竹の棒なんかを束ねて作った松明(てー)を持たせて、海にみんな出たらしいねえ。そうしたら、首里から、この竈回りをしにいらっしゃる上の人達が、勝連に来てみると、海はもうみんな火で一杯だから、「何だ、どうしたんだバーマ。」と言うと、「貴方たちにねえ、差し上げるものを取ろうと、蛸取りに出しています。」とそう言ったからねえ、「はあ、もうもう百姓はこんなふうにして自分達のために、一生懸命するんだねえ。」と言って、その時からこの勝連バーマというお方のはかりごとで蛸を出させるのは止めさせたと。
| レコード番号 | 47O413116 |
|---|---|
| CD番号 | 47O41C124 |
| 決定題名 | 勝連バーマ 蛸取り(シマグチ) |
| 話者がつけた題名 | - |
| 話者名 | 池原小夜 |
| 話者名かな | いけはらさよ |
| 生年月日 | 18960114 |
| 性別 | 女 |
| 出身地 | 石川市嘉手苅 |
| 記録日 | 19820804 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄口承文芸学術調査団 |
| 元テープ番号 | 石川市T40A08 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 笑話 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | - |
| キーワード | 火の用心,竈御願,勝連,蛸,松明,勝連バーマ |
| 梗概(こうがい) | 昔の沖縄の十一月を沖縄では霜月と言っていたわけ。その霜月の一日は今の「火の用心」の竈御願(かまうがん)があるわけねえ。そして、役人や村中の区長、頭が出ていらっしゃるから、持てなしをするわけ。竈回(かままわ)りという時は、自分達のところからは、どんな品物を差し上げたのか分からないけどねえ、勝連は海国だから、その人達がいらっしゃる時は蛸を出していたんだって。そうしたら、もう十二時ごろ、太腸も真赤に照っている時だけど、字中の人に竹の棒なんかを束ねて作った松明(てー)を持たせて、海にみんな出たらしいねえ。そうしたら、首里から、この竈回りをしにいらっしゃる上の人達が、勝連に来てみると、海はもうみんな火で一杯だから、「何だ、どうしたんだバーマ。」と言うと、「貴方たちにねえ、差し上げるものを取ろうと、蛸取りに出しています。」とそう言ったからねえ、「はあ、もうもう百姓はこんなふうにして自分達のために、一生懸命するんだねえ。」と言って、その時からこの勝連バーマというお方のはかりごとで蛸を出させるのは止めさせたと。 |
| 全体の記録時間数 | 1:51 |
| 物語の時間数 | 1:51 |
| 言語識別 | 方言 |
| 音源の質 | △ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |