鬼餅由来(共通語)

概要

昔、首里の金城に両親の亡くなった2人の兄妹がいた。この男きょうだいが鬼になり、人を殺して食べた。女の兄妹いは、よその部落に嫁いでいたがこのうわさを聞いて、鬼(きょうだい)の大好きな餅で、命をとってやろうと考えた。この鬼餅(の行事)は田舎では12月8日にやるが、名はや首里では12月7日にやる。カンカームーシーといってカンカーというのは7日、ムーシーというのは8日にやり7日から餅を作って8日には御先祖様にお供えする。餅を煮た汁を戸口をまいて鬼払い(厄払い)をする。そこで女のきょうだいは、餅を作ったが、鬼にやるほうの餅には鉄を入れた。女のきょうだいは、鬼を崖の上につれていき、そこでいっしょに餅を食べはじめた。鬼の食べる餅は鉄が入っているので固くして食べることができないが、女きょうだいの餅は普通の餅なので食べることができる。鬼は女きょうだいが餅を食べるのを見て不思議がった。2人は向い合って餅を食べていたが、鬼が「下の口は何か」と聞く。すると、姉は「上の口は餅食う口、下の口は鬼食う口」と言ったので鬼は恐がって後ずさりしたので崖から落ちて死んでしまった。これはホーハイムーチーと呼ばれる。

再生時間:3:45

民話詳細DATA

レコード番号 47O413060
CD番号 47O41C122
決定題名 鬼餅由来(共通語)
話者がつけた題名
話者名 池原小夜
話者名かな いけはらさよ
生年月日 18960114
性別
出身地 石川市嘉手苅
記録日 19820803
記録者の所属組織 沖縄口承文芸学術調査団
元テープ番号 石川市T38A01
元テープ管理者 沖縄伝承話資料センター
分類 本格昔話
発句(ほっく)
伝承事情 寝るときにおじいさんから聞いた。
文字化資料
キーワード 首里の金城,兄妹,鬼,鬼餅,カンカームーシー,煮汁,鬼払い,鉄,餅食う口,鬼食う口,崖,ホーハイムーチー
梗概(こうがい) 昔、首里の金城に両親の亡くなった2人の兄妹がいた。この男きょうだいが鬼になり、人を殺して食べた。女の兄妹いは、よその部落に嫁いでいたがこのうわさを聞いて、鬼(きょうだい)の大好きな餅で、命をとってやろうと考えた。この鬼餅(の行事)は田舎では12月8日にやるが、名はや首里では12月7日にやる。カンカームーシーといってカンカーというのは7日、ムーシーというのは8日にやり7日から餅を作って8日には御先祖様にお供えする。餅を煮た汁を戸口をまいて鬼払い(厄払い)をする。そこで女のきょうだいは、餅を作ったが、鬼にやるほうの餅には鉄を入れた。女のきょうだいは、鬼を崖の上につれていき、そこでいっしょに餅を食べはじめた。鬼の食べる餅は鉄が入っているので固くして食べることができないが、女きょうだいの餅は普通の餅なので食べることができる。鬼は女きょうだいが餅を食べるのを見て不思議がった。2人は向い合って餅を食べていたが、鬼が「下の口は何か」と聞く。すると、姉は「上の口は餅食う口、下の口は鬼食う口」と言ったので鬼は恐がって後ずさりしたので崖から落ちて死んでしまった。これはホーハイムーチーと呼ばれる。
全体の記録時間数 4:12
物語の時間数 3:45
言語識別 共通語
音源の質
テープ番号
予備項目1

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