山城ウナーと伊波按司(共通語)

概要

ウナーの話は十分なことは知りませんが‥‥。本家(むーとぅやー)、本家(むーとぅやー)、今、現在いえば安平殿内(あびらどぅんち)をこういうんですよ、安平殿内(あびらどぅんち)。そこに生まれられて、すごくたくましい体つきの人であったらしい。大きい。その人が履いたゲタが、六斤とかあったというゲタが戦後、いや、戦時中まであったような覚えが私はあります。刀もあった。たくましいからという意味か、また、技能(じのー)があったという意味か、それも知りませんがよ。昔は村に間切といっていたんですが、この七間切の税金集めの役目をいいつけられたわけ、多分、上の方からでしょう。そうったら、・勝連(かっちん)・平敷屋(へしきや)方面まで七間切の中に入っていたらしく、そこへは歩いては行けないでしょう。歩いては行けないから、馬に乗って、その税金集めをされたらしいよう。その馬は特徴の変わった馬であったらしい。黒い馬で、方言ではオーギーというので、オーギーと呼んでおったらしいんですが、その馬に乗って七力村の税金集めの役。そんで、平敷屋方面までも係なので行っていたらしく、平敷屋で彼女ができて、子どもができたらしいよ。んで、その子孫が今でも、むこうで栄えておるって。そで、平敷屋の子孫が、こっちに拝みにくるわけ。山城部落のずうっと離れたところに、馬立(うまた)てぃという畑 (はる)の各(なー)があるんですが。山城ウナーが伊波按司と武勇のけいこ、弓のけいこをやったらしいよ。そうしたらね、この山城の一番むこうの北側の山の方にね、三つの石があったわけ。三つ、オカマみたいな石があったわけ。それにヒラ石〔平たい石〕を持って行ってその上に置いたわけ。たくましい男だから。そして、その上にあがって伊波の按司と弓の稽古をやった。そーったら、むこうから放たれた弓が自分にあたりそうだと、口でくわえて、手で取り防備したわけ。殺し合いではなく稽古だから。そういう伝説がありますな、あの人は。これで終わります。

再生時間:2:23

民話詳細DATA

レコード番号 47O413042
CD番号 47O41C122
決定題名 山城ウナーと伊波按司(共通語)
話者がつけた題名
話者名 山城清松
話者名かな やましろきよまつ
生年月日 19071101
性別
出身地 石川市山城
記録日 19820804
記録者の所属組織 沖縄口承文芸学術調査団
元テープ番号 石川市T37A03
元テープ管理者 沖縄伝承話資料センター
分類 伝説
発句(ほっく)
伝承事情
文字化資料 いしかわの民話伝説編P228
キーワード ウナー,安平殿内,税金集め,黒馬,平敷屋
梗概(こうがい) ウナーの話は十分なことは知りませんが‥‥。本家(むーとぅやー)、本家(むーとぅやー)、今、現在いえば安平殿内(あびらどぅんち)をこういうんですよ、安平殿内(あびらどぅんち)。そこに生まれられて、すごくたくましい体つきの人であったらしい。大きい。その人が履いたゲタが、六斤とかあったというゲタが戦後、いや、戦時中まであったような覚えが私はあります。刀もあった。たくましいからという意味か、また、技能(じのー)があったという意味か、それも知りませんがよ。昔は村に間切といっていたんですが、この七間切の税金集めの役目をいいつけられたわけ、多分、上の方からでしょう。そうったら、・勝連(かっちん)・平敷屋(へしきや)方面まで七間切の中に入っていたらしく、そこへは歩いては行けないでしょう。歩いては行けないから、馬に乗って、その税金集めをされたらしいよう。その馬は特徴の変わった馬であったらしい。黒い馬で、方言ではオーギーというので、オーギーと呼んでおったらしいんですが、その馬に乗って七力村の税金集めの役。そんで、平敷屋方面までも係なので行っていたらしく、平敷屋で彼女ができて、子どもができたらしいよ。んで、その子孫が今でも、むこうで栄えておるって。そで、平敷屋の子孫が、こっちに拝みにくるわけ。山城部落のずうっと離れたところに、馬立(うまた)てぃという畑 (はる)の各(なー)があるんですが。山城ウナーが伊波按司と武勇のけいこ、弓のけいこをやったらしいよ。そうしたらね、この山城の一番むこうの北側の山の方にね、三つの石があったわけ。三つ、オカマみたいな石があったわけ。それにヒラ石〔平たい石〕を持って行ってその上に置いたわけ。たくましい男だから。そして、その上にあがって伊波の按司と弓の稽古をやった。そーったら、むこうから放たれた弓が自分にあたりそうだと、口でくわえて、手で取り防備したわけ。殺し合いではなく稽古だから。そういう伝説がありますな、あの人は。これで終わります。
全体の記録時間数 2:26
物語の時間数 2:23
言語識別 共通語
音源の質
テープ番号
予備項目1

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