子育て幽霊(シマグチ)

概要

ある女がね、妊娠したまま死んでしまったからね、後生で子供を産んだわけ。子供を産んだので、その親は店にいつも飴を買いに来ていたんだって。そして、その母親が飴を買いに来るのを、ユタみたいな、三世相みたいなアラミが見たわけね、そして、そのアラミが、そこの店の人にね、「ここに飴を買いに来るでしょう。あれを貴方たちは生きている人だと思っているの。あれは後生の人なんだよ。あれが持って来るお金を水につけて見てご覧。」と言って、教えてくれたので、やはりいつものように、母親がまた飴を買いに来たので、その人が持って来たお金を水につけてみたら、今でもこうして穴あき銭の型を入れたあの焼香のときに紙あぶりをする打ち紙になったんだって。そして、もうその親はね、「私の正体を知られてしまった。飴も買えない。」と言って、その子を生き身に返し返してやったら、その産れた人はシカマグチという神でいらっしゃって、朝は生き身に帰られて、また午後からは後生にお帰りになったんだって。そして、その人が生きていらっしゃる間はね、人はみんな年寄り次第に順に死に、若い者は一人も死ななかったって。そして、その神がこの世をお去りになる時にね、「老いも若きもさらに無し。」と言ったので、今の世の中は、このように年寄りから子供まで死ぬんだって。

再生時間:2:22

民話詳細DATA

レコード番号 47O412895
CD番号 47O41C115
決定題名 子育て幽霊(シマグチ)
話者がつけた題名
話者名 伊波利子
話者名かな いはとしこ
生年月日 19301024
性別
出身地 石川市伊波
記録日 19820803
記録者の所属組織 沖縄口承文芸学術調査団
元テープ番号 石川市T31A16
元テープ管理者 沖縄伝承話資料センター
分類 本格昔話
発句(ほっく)
伝承事情
文字化資料 いしかわの民話昔話編P42
キーワード 妊娠,死んだ,後生,子供,店,ユタ,打ち紙
梗概(こうがい) ある女がね、妊娠したまま死んでしまったからね、後生で子供を産んだわけ。子供を産んだので、その親は店にいつも飴を買いに来ていたんだって。そして、その母親が飴を買いに来るのを、ユタみたいな、三世相みたいなアラミが見たわけね、そして、そのアラミが、そこの店の人にね、「ここに飴を買いに来るでしょう。あれを貴方たちは生きている人だと思っているの。あれは後生の人なんだよ。あれが持って来るお金を水につけて見てご覧。」と言って、教えてくれたので、やはりいつものように、母親がまた飴を買いに来たので、その人が持って来たお金を水につけてみたら、今でもこうして穴あき銭の型を入れたあの焼香のときに紙あぶりをする打ち紙になったんだって。そして、もうその親はね、「私の正体を知られてしまった。飴も買えない。」と言って、その子を生き身に返し返してやったら、その産れた人はシカマグチという神でいらっしゃって、朝は生き身に帰られて、また午後からは後生にお帰りになったんだって。そして、その人が生きていらっしゃる間はね、人はみんな年寄り次第に順に死に、若い者は一人も死ななかったって。そして、その神がこの世をお去りになる時にね、「老いも若きもさらに無し。」と言ったので、今の世の中は、このように年寄りから子供まで死ぬんだって。
全体の記録時間数 2:37
物語の時間数 2:22
言語識別 方言
音源の質
テープ番号
予備項目1

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