豚化け美女(シマグチ)

概要

昔、昔のことなんだが。サングワナーといわれるようになったわけが、何からきたかというと。昔、この豚がどれくらい飼われていたかわからないが長く飼われていた豚が、毎夜、美しい女に化けて、男が集まって遊んでいる所へ出て行った。その男の人たちは酒を飲んでいるので、「綺麗な人だなあ。今日は私が呼ぶことにしよう。」といい、「それなら今日は、私が呼ぶことにするか。」という具合に、三貫ずつで買われていった。そしてあくる日もまた同じように化けて行くと、また、他の男の人が買われた。「今日はもう私が呼ぶことにしよう。」といつも、三貫ずつで買われていた。そういうふうに女は、毎夜そこに行っていたので、しまいには、その男は腕っぷしが強い人であったのかわからないが、かつぎあげて連れて行こうとして、かつぎあげるその拍子に足がどうかして交差したので踏まれてしまった。すると、その足は人の足に似てなくて、どうしてこんなにとがっているのか不審に思い、三貫は持たせてやり、この人が行くところは何処なのかなあ、探ってみることにしようと後を追いかけた。後を追って行ってみると、豚小屋の便所の穴に入って行ったそうだ。それから、びっくり仰天して、翌日こいつに金をやったけれど、何処に置いてあるのかなあと思い、探してみると便所の穴に、銅貨が積み上げられていたという話ですが。その後から、女が、あれこれと子どもを産む、そういう人にサングワナーと呼ぶようになったようです。

再生時間:2:17

民話詳細DATA

レコード番号 47O412875
CD番号 47O41C114
決定題名 豚化け美女(シマグチ)
話者がつけた題名
話者名 伊波澄
話者名かな いはすみ
生年月日 19150226
性別
出身地 石川市伊波
記録日 19820803
記録者の所属組織 沖縄口承文芸学術調査団
元テープ番号 石川市T30B03
元テープ管理者 沖縄伝承話資料センター
分類 笑話
発句(ほっく)
伝承事情 おばあさんから聞いた。
文字化資料
キーワード サングワナー,豚,美女化け,三貫,豚小屋の便所
梗概(こうがい) 昔、昔のことなんだが。サングワナーといわれるようになったわけが、何からきたかというと。昔、この豚がどれくらい飼われていたかわからないが長く飼われていた豚が、毎夜、美しい女に化けて、男が集まって遊んでいる所へ出て行った。その男の人たちは酒を飲んでいるので、「綺麗な人だなあ。今日は私が呼ぶことにしよう。」といい、「それなら今日は、私が呼ぶことにするか。」という具合に、三貫ずつで買われていった。そしてあくる日もまた同じように化けて行くと、また、他の男の人が買われた。「今日はもう私が呼ぶことにしよう。」といつも、三貫ずつで買われていた。そういうふうに女は、毎夜そこに行っていたので、しまいには、その男は腕っぷしが強い人であったのかわからないが、かつぎあげて連れて行こうとして、かつぎあげるその拍子に足がどうかして交差したので踏まれてしまった。すると、その足は人の足に似てなくて、どうしてこんなにとがっているのか不審に思い、三貫は持たせてやり、この人が行くところは何処なのかなあ、探ってみることにしようと後を追いかけた。後を追って行ってみると、豚小屋の便所の穴に入って行ったそうだ。それから、びっくり仰天して、翌日こいつに金をやったけれど、何処に置いてあるのかなあと思い、探してみると便所の穴に、銅貨が積み上げられていたという話ですが。その後から、女が、あれこれと子どもを産む、そういう人にサングワナーと呼ぶようになったようです。
全体の記録時間数 2:24
物語の時間数 2:17
言語識別 方言
音源の質
テープ番号
予備項目1

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