チーグー王は小さい時物を言わなかった。チーグー王の弟は津堅親方のウナイの子であった。王が病気になったので、後継ぎを誰にするか、平役人達は考えていた。津堅親方は「嫡子は口が聞けないから王は無理だから次男が王になるんだ」と言った。また、新城親方はチーグー王を支持していた。津堅親方は首里を自分の味方につけ、新城親方は那覇を自分の味方につけ争っていた。そこで津堅親方が「チーグー王が一言でも物を言うなら王にしてもよい。もし言わなかったら次男を王にする」と言った。それに皆賛成した。チーグー王が何も言わないので、新城親方は残念に思って「私はこの世に生きていても何の望みもないので自殺する」と太刀を持ったので、チーグー王が「まずは待て」と一言物を言った。それで王はチーグー王が選ばれた。王の御城にはいる日は何時いつと決め、そのツ日設備係は津堅親方であった。チーグー王が入る前に新城親方が先に入り見ていると、座敷の中に四つ角になっている畳があった。これは不思議だと調べさせてから入るべきだと考え、調べると畳の下には穴が開いており、槍や刀を上に向けて、ここに人が落ちたら命がないように仕掛けられていた。それで津堅親方は謀反人だということで、黒縄で縛った。ところが力が強い人で、縛った黒縄をバラバラとほどいた。「私を縛るのはこれでは無理だ。三味線の糸なら縛られる」と言うので、三味線の糸で縛るとやっと縛ることができた。手足を縛って、津堅洞で沈められた。しかし、大武士だったので、そこから飛び上がり、この人はヌブシの玉を飲んでいて3回目に上がった時に、頭からヌブシの玉が飛び出してきた。
| レコード番号 | 47O412712 |
|---|---|
| CD番号 | 47O41C108 |
| 決定題名 | チーグー王(シマグチ) |
| 話者がつけた題名 | - |
| 話者名 | 萩堂盛樽 |
| 話者名かな | おぎどうせいそん |
| 生年月日 | 18970428 |
| 性別 | 男 |
| 出身地 | 石川市前原 |
| 記録日 | 19820804 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄口承文芸学術調査団 |
| 元テープ番号 | 石川市T25A04 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 伝説 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | - |
| キーワード | チーグー王,津堅親方,王が病気,後継ぎ,新城親方,自殺,に四つ角の畳,槍や刀,謀反人,黒縄,三味線の糸,津堅洞,ヌブシの玉 |
| 梗概(こうがい) | チーグー王は小さい時物を言わなかった。チーグー王の弟は津堅親方のウナイの子であった。王が病気になったので、後継ぎを誰にするか、平役人達は考えていた。津堅親方は「嫡子は口が聞けないから王は無理だから次男が王になるんだ」と言った。また、新城親方はチーグー王を支持していた。津堅親方は首里を自分の味方につけ、新城親方は那覇を自分の味方につけ争っていた。そこで津堅親方が「チーグー王が一言でも物を言うなら王にしてもよい。もし言わなかったら次男を王にする」と言った。それに皆賛成した。チーグー王が何も言わないので、新城親方は残念に思って「私はこの世に生きていても何の望みもないので自殺する」と太刀を持ったので、チーグー王が「まずは待て」と一言物を言った。それで王はチーグー王が選ばれた。王の御城にはいる日は何時いつと決め、そのツ日設備係は津堅親方であった。チーグー王が入る前に新城親方が先に入り見ていると、座敷の中に四つ角になっている畳があった。これは不思議だと調べさせてから入るべきだと考え、調べると畳の下には穴が開いており、槍や刀を上に向けて、ここに人が落ちたら命がないように仕掛けられていた。それで津堅親方は謀反人だということで、黒縄で縛った。ところが力が強い人で、縛った黒縄をバラバラとほどいた。「私を縛るのはこれでは無理だ。三味線の糸なら縛られる」と言うので、三味線の糸で縛るとやっと縛ることができた。手足を縛って、津堅洞で沈められた。しかし、大武士だったので、そこから飛び上がり、この人はヌブシの玉を飲んでいて3回目に上がった時に、頭からヌブシの玉が飛び出してきた。 |
| 全体の記録時間数 | 6:25 |
| 物語の時間数 | 6:18 |
| 言語識別 | 方言 |
| 音源の質 | 〇 |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |