クヮンティン王は武士であり、ウヮーサー王は大武士だが、知恵は浅かった。ウヮーサ―王はウヮーサ―をしていた。豚を殺して、その肉はタライに入れて300斤の石で蓋をしていた。クヮンティン王は1日に千里も走る馬に乗り、その馬に喰わせるため「肉を売ってくれ」と行くと、ウヮーサ―王の母親だけしかおらず、母親は「タライは300斤の石で蓋をしているので、私に開けることができないから売れない」と言う。「私に開けることができたら売ってくれるか」と言うと、「貴方に開けることができたら売りますよ」ということになった。クヮンティン王は長刀の先で300斤の石を落として肉を買い馬に喰わせると走り去った。ウヮーサ―王が山から帰り、「このタライは誰が開けたか:と尋ねると、母親はクヮンティン王のしたことを話した。ウヮーサ―王は日に千里も走るので、クヮンティン王の後をついて行き、「お共させて下さい」とお共をし、「長刀を私に持たせて下さい」というので、持たせてやった。すると、ウヮーサー王はクヮンティン王を後から切ろうとした。クヮンティン王は知恵者で太陽が東から上がると馬は西に向けて走らせ、太陽が沈みそうになると馬は東に向けて走らせた。それでウヮーサ―王の影を見て、「そのようなことはするな」と言った。ウヮーサ―王は知恵がないので、クヮンティン王の後にも目があると思い、それからは切らなかった。それからウヮーサ―王は馬より一先を歩くので、クヮンティン王はこれの飛毛を抜かなくてはいけないと考え、宿で一緒に寝ている間に飛毛を引き抜いたので、それからは馬よりも後になった。だから人の飛毛を引き抜くと身体が弱くなるという、人の命を作っているのは飛毛であるともいう。
| レコード番号 | 47O412697 |
|---|---|
| CD番号 | 47O41C107 |
| 決定題名 | クヮンティン王とウヮーサー王(シマグチ) |
| 話者がつけた題名 | - |
| 話者名 | 萩堂盛樽 |
| 話者名かな | おぎどうせいそん |
| 生年月日 | 18970428 |
| 性別 | 男 |
| 出身地 | 石川市前原 |
| 記録日 | 19820802 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄口承文芸学術調査団 |
| 元テープ番号 | 石川市T24B01 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 伝説 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | - |
| キーワード | クヮンティン王は武士,ウヮーサー王は大武士,知恵,豚,300斤の石,1日に千里も走る馬,ウヮーサ―王の母親,飛毛 |
| 梗概(こうがい) | クヮンティン王は武士であり、ウヮーサー王は大武士だが、知恵は浅かった。ウヮーサ―王はウヮーサ―をしていた。豚を殺して、その肉はタライに入れて300斤の石で蓋をしていた。クヮンティン王は1日に千里も走る馬に乗り、その馬に喰わせるため「肉を売ってくれ」と行くと、ウヮーサ―王の母親だけしかおらず、母親は「タライは300斤の石で蓋をしているので、私に開けることができないから売れない」と言う。「私に開けることができたら売ってくれるか」と言うと、「貴方に開けることができたら売りますよ」ということになった。クヮンティン王は長刀の先で300斤の石を落として肉を買い馬に喰わせると走り去った。ウヮーサ―王が山から帰り、「このタライは誰が開けたか:と尋ねると、母親はクヮンティン王のしたことを話した。ウヮーサ―王は日に千里も走るので、クヮンティン王の後をついて行き、「お共させて下さい」とお共をし、「長刀を私に持たせて下さい」というので、持たせてやった。すると、ウヮーサー王はクヮンティン王を後から切ろうとした。クヮンティン王は知恵者で太陽が東から上がると馬は西に向けて走らせ、太陽が沈みそうになると馬は東に向けて走らせた。それでウヮーサ―王の影を見て、「そのようなことはするな」と言った。ウヮーサ―王は知恵がないので、クヮンティン王の後にも目があると思い、それからは切らなかった。それからウヮーサ―王は馬より一先を歩くので、クヮンティン王はこれの飛毛を抜かなくてはいけないと考え、宿で一緒に寝ている間に飛毛を引き抜いたので、それからは馬よりも後になった。だから人の飛毛を引き抜くと身体が弱くなるという、人の命を作っているのは飛毛であるともいう。 |
| 全体の記録時間数 | 2:49 |
| 物語の時間数 | 2:35 |
| 言語識別 | 方言 |
| 音源の質 | △ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |