勝連浜川が、王府の仕事はしながら、手下たちに、「掛け声は勝連浜川は金持ちだと掛けろよ。」と言うと、人夫達は、また、「ほら、勝連浜川は金持ちだ。」と掛け声をあげていたそうだ。そしたら、那覇の金持ち達が、「そうか、勝連浜川、お前はお金を持っているそうだな。」「金は相当持っていますよ。」「それじゃあ、私に幾らか分けてくれ。」「私にも幾らか分けてくれ。」「じゃあ、手付金を借して下さらんといけませんよ。」と言って、勝連浜川は手付金を借りてきたそうなんだ。そうして、人夫達を集めて、鍋鉄を村から集めさせ馬に背負わせて行って、「貴方がたのお金は、持って来てありますから、受け取って下さい。」と全部の鉄を配って渡したんだ。もう那覇の金持ちたちは癇癪を起こして、「こいつめ、もう一度来たら、鉄砲で撃ってやらんといかん。」と準備していたんだ。そしたら、勝連浜川は次に那覇に行くときからは、蜜柑を買って、口に入れて片頬を膨らませて、びっこで歩いたんだ。那覇の金持ちたちは、「不思議だ。顔はそっくりだが、まるで兄弟みたいのが来るなあ。」と言って、珍しがったんだな。それで、勝連浜川は殺されるのを免れたそうだ。
| レコード番号 | 47O412683 |
|---|---|
| CD番号 | 47O41C107 |
| 決定題名 | 勝連バーマー 鉄は金(シマグチ) |
| 話者がつけた題名 | - |
| 話者名 | 萩堂盛樽 |
| 話者名かな | おぎどうせいそん |
| 生年月日 | 18970428 |
| 性別 | 男 |
| 出身地 | 石川市前原 |
| 記録日 | 19820802 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄口承文芸学術調査団 |
| 元テープ番号 | 石川市T24A13 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 笑話 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | - |
| キーワード | 勝連浜川,王府の仕事,金持ち,那覇の金持ち,鍋鉄 |
| 梗概(こうがい) | 勝連浜川が、王府の仕事はしながら、手下たちに、「掛け声は勝連浜川は金持ちだと掛けろよ。」と言うと、人夫達は、また、「ほら、勝連浜川は金持ちだ。」と掛け声をあげていたそうだ。そしたら、那覇の金持ち達が、「そうか、勝連浜川、お前はお金を持っているそうだな。」「金は相当持っていますよ。」「それじゃあ、私に幾らか分けてくれ。」「私にも幾らか分けてくれ。」「じゃあ、手付金を借して下さらんといけませんよ。」と言って、勝連浜川は手付金を借りてきたそうなんだ。そうして、人夫達を集めて、鍋鉄を村から集めさせ馬に背負わせて行って、「貴方がたのお金は、持って来てありますから、受け取って下さい。」と全部の鉄を配って渡したんだ。もう那覇の金持ちたちは癇癪を起こして、「こいつめ、もう一度来たら、鉄砲で撃ってやらんといかん。」と準備していたんだ。そしたら、勝連浜川は次に那覇に行くときからは、蜜柑を買って、口に入れて片頬を膨らませて、びっこで歩いたんだ。那覇の金持ちたちは、「不思議だ。顔はそっくりだが、まるで兄弟みたいのが来るなあ。」と言って、珍しがったんだな。それで、勝連浜川は殺されるのを免れたそうだ。 |
| 全体の記録時間数 | 1:22 |
| 物語の時間数 | 1:17 |
| 言語識別 | 方言 |
| 音源の質 | △ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |