勝連バーマは勝連浜川(かっちんはまがー)と言って王府の人夫頭だったそうだよ。人夫を連れて行って班長をやる。監督をしているわけだ。それで、王府から、「勝連人夫いついつ出ろ。」と命令が出されたが首里に来るのが遅くなったらしい。王府の監督が、「こんなに遅く来ては仕事は許可しない。」と言ったら、「ああもう遅くまで仕事をさせてかまいませんから、仕事を許可して下さい。」「それじゃあ、月が上がるまでせんとならんぞ。」「それでは月が上がるまでさせますから許して下さい。」「そうすることだな。」と言うことになったんだ。それで、月が上がるまでと仕事をさせたんだ。昼飯を食べたら、勝連浜川が、「勝連人夫は帰っていいぞう。」といって皆を帰したらしい。そしたら、王府の監督に呼ばれて、「なんだお前は、勝連人夫は月が上がるまでとの約束ではなかったか。どうして早く帰したのか。」と言われたんで、「ああ、月は上っていますよ。さあ、外に出て見て下さい。」と答えたんだ。外に出てみたら、昼飯時に月が上がっていたそうだ。その王府の人夫頭も何もいえなくて、そのままにしたそうなんだ。
| レコード番号 | 47O412681 |
|---|---|
| CD番号 | 47O41C107 |
| 決定題名 | 勝連バーマー 十日月(シマグチ) |
| 話者がつけた題名 | - |
| 話者名 | 萩堂盛樽 |
| 話者名かな | おぎどうせいそん |
| 生年月日 | 18970428 |
| 性別 | 男 |
| 出身地 | 石川市前原 |
| 記録日 | 19820802 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄口承文芸学術調査団 |
| 元テープ番号 | 石川市T24A13 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 笑話 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | いしかわ民話伝説編P167 |
| キーワード | 勝連バーマー,公儀の仕事,遅くまで仕事をします,月 |
| 梗概(こうがい) | 勝連バーマは勝連浜川(かっちんはまがー)と言って王府の人夫頭だったそうだよ。人夫を連れて行って班長をやる。監督をしているわけだ。それで、王府から、「勝連人夫いついつ出ろ。」と命令が出されたが首里に来るのが遅くなったらしい。王府の監督が、「こんなに遅く来ては仕事は許可しない。」と言ったら、「ああもう遅くまで仕事をさせてかまいませんから、仕事を許可して下さい。」「それじゃあ、月が上がるまでせんとならんぞ。」「それでは月が上がるまでさせますから許して下さい。」「そうすることだな。」と言うことになったんだ。それで、月が上がるまでと仕事をさせたんだ。昼飯を食べたら、勝連浜川が、「勝連人夫は帰っていいぞう。」といって皆を帰したらしい。そしたら、王府の監督に呼ばれて、「なんだお前は、勝連人夫は月が上がるまでとの約束ではなかったか。どうして早く帰したのか。」と言われたんで、「ああ、月は上っていますよ。さあ、外に出て見て下さい。」と答えたんだ。外に出てみたら、昼飯時に月が上がっていたそうだ。その王府の人夫頭も何もいえなくて、そのままにしたそうなんだ。 |
| 全体の記録時間数 | 1:17 |
| 物語の時間数 | 1:14 |
| 言語識別 | 方言 |
| 音源の質 | △ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |