サン結びの由来(シマグチ)

概要

あれは国頭から出た話だそうだ。昔、とても風が強く夜の夜中であったが、国頭から公儀に「ぜひとも公儀まで出てこい」という命令がきた。それで風も強く、夜の夜中でもあるので、誰も行く人がいなかった。一人の男が私が行くと申し出た。それは何故かというと、約束を交わした女が辻におり、ちゅどその日が約束の日だったので、引き受けたのだった。雨風は強かったが、男はすぐに出かけた。そして那覇の潟原に着いた。そこは雨も降っていたが、たくさんの角力取りが褌で集まっていた。その男はまたとても角力が好きだったので、「まだ時間も早いから角力でも取ってから行こう」と言って、角力を取ると皆負かしてしまった。その男は「なんで、これだけの人を皆負かしたか」と不思議に思って、辺りを見回すと後に女が立っていた。それは一年前に約束を交わした女が死んでから後生の角力を見に来たのだった。そして、「今日はここは後生の角力だからあなたがそこで角力を取ると大変なことになるから、道を行く途中に黒雲が押し寄せて来たら、このサンを持って行って、仰向けに寝て、お腹の上に置いて、パタパタと鶏の真似をするとヤナムンは逃げて行くと、その女が教えたという。

再生時間:2:42

民話詳細DATA

レコード番号 47O412679
CD番号 47O41C107
決定題名 サン結びの由来(シマグチ)
話者がつけた題名
話者名 伊波盛尊
話者名かな いはせいそん
生年月日 19041127
性別
出身地 石川市前原
記録日 19820802
記録者の所属組織 沖縄口承文芸学術調査団
元テープ番号 石川市T24A12
元テープ管理者 沖縄伝承話資料センター
分類 伝説
発句(ほっく)
伝承事情 祖父から聞いた。
文字化資料
キーワード 国頭,風が強く夜の夜中,公儀,約束を交わした女,辻,那覇の潟原,角力取り,褌,後に女,後生の角力,黒雲,サン,鶏の真似
梗概(こうがい) あれは国頭から出た話だそうだ。昔、とても風が強く夜の夜中であったが、国頭から公儀に「ぜひとも公儀まで出てこい」という命令がきた。それで風も強く、夜の夜中でもあるので、誰も行く人がいなかった。一人の男が私が行くと申し出た。それは何故かというと、約束を交わした女が辻におり、ちゅどその日が約束の日だったので、引き受けたのだった。雨風は強かったが、男はすぐに出かけた。そして那覇の潟原に着いた。そこは雨も降っていたが、たくさんの角力取りが褌で集まっていた。その男はまたとても角力が好きだったので、「まだ時間も早いから角力でも取ってから行こう」と言って、角力を取ると皆負かしてしまった。その男は「なんで、これだけの人を皆負かしたか」と不思議に思って、辺りを見回すと後に女が立っていた。それは一年前に約束を交わした女が死んでから後生の角力を見に来たのだった。そして、「今日はここは後生の角力だからあなたがそこで角力を取ると大変なことになるから、道を行く途中に黒雲が押し寄せて来たら、このサンを持って行って、仰向けに寝て、お腹の上に置いて、パタパタと鶏の真似をするとヤナムンは逃げて行くと、その女が教えたという。
全体の記録時間数 2:49
物語の時間数 2:42
言語識別 方言
音源の質
テープ番号
予備項目1

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