渡嘉敷ペークーというと北谷出身の人でね、頭がいい人だったそうです。そうして、坊主御主は、元は王様であったんですが、その坊主御主が隠居して畑仕事をしていた所は、今の読谷の喜名という部落で、そこの西の方にね、今も坊主御主の屋敷とまた井戸も残っていて、その井戸は坊主井戸(ぼーじがー)と言って今でも拝む人が沢山いますがね、そこで百姓していたそうです。そうして、渡嘉敷ペークとは一番の友達で、渡嘉敷ペークは南蛮焼の小さな急須持っていた。南蛮焼というと沖縄では宝と言ってよく簡単には手に入らないから皆が値段が高くても買うでしょう。坊主御主は、ペークに、「その南蛮焼の小さな急須をわしにくれんか。」と言ったら、ペークは、「ああ、差し上げてもいいですよ。」「それじゃ、くれよなあ。」と言ったら、「だが、その代り私が行く度に、酒を一合ずつ飲まして下さらないといけませんよ。」と言うと、坊主御主が、「うん、それならいいよ。酒一合ずつ飲ませてやるよ。」と言ったので、坊主御主が小さな急須を持って行った。渡嘉敷ペークは、その翌日から毎日、坊主御主の家においでになって、酒を一合飲むって。それで、毎日来るもんだから坊主御主はたまらなくなって、「もうお前のものは、ただより高いものはない。持って行けペーク。」と仰った。
| レコード番号 | 47O412669 |
|---|---|
| CD番号 | 47O41C106 |
| 決定題名 | 渡嘉敷ペークー 急須(シマグチ) |
| 話者がつけた題名 | - |
| 話者名 | 萩堂盛樽 |
| 話者名かな | おぎどうせいそん |
| 生年月日 | 18970428 |
| 性別 | 男 |
| 出身地 | 石川市前原 |
| 記録日 | 19820802 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄口承文芸学術調査団 |
| 元テープ番号 | 石川市T24A02 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 笑話 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | - |
| キーワード | 渡嘉敷ペークー,北谷出身,頭がいい人,坊主御主,王様,読谷の喜名,坊主井戸,小さな急須,酒を一合 |
| 梗概(こうがい) | 渡嘉敷ペークーというと北谷出身の人でね、頭がいい人だったそうです。そうして、坊主御主は、元は王様であったんですが、その坊主御主が隠居して畑仕事をしていた所は、今の読谷の喜名という部落で、そこの西の方にね、今も坊主御主の屋敷とまた井戸も残っていて、その井戸は坊主井戸(ぼーじがー)と言って今でも拝む人が沢山いますがね、そこで百姓していたそうです。そうして、渡嘉敷ペークとは一番の友達で、渡嘉敷ペークは南蛮焼の小さな急須持っていた。南蛮焼というと沖縄では宝と言ってよく簡単には手に入らないから皆が値段が高くても買うでしょう。坊主御主は、ペークに、「その南蛮焼の小さな急須をわしにくれんか。」と言ったら、ペークは、「ああ、差し上げてもいいですよ。」「それじゃ、くれよなあ。」と言ったら、「だが、その代り私が行く度に、酒を一合ずつ飲まして下さらないといけませんよ。」と言うと、坊主御主が、「うん、それならいいよ。酒一合ずつ飲ませてやるよ。」と言ったので、坊主御主が小さな急須を持って行った。渡嘉敷ペークは、その翌日から毎日、坊主御主の家においでになって、酒を一合飲むって。それで、毎日来るもんだから坊主御主はたまらなくなって、「もうお前のものは、ただより高いものはない。持って行けペーク。」と仰った。 |
| 全体の記録時間数 | 0:58 |
| 物語の時間数 | 0:45 |
| 言語識別 | 方言 |
| 音源の質 | △ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |