ある日、村一番の金持ちがいたそうだ。そこに汚い恰好をした人が現れて、「おなかがすいているので何か食べる物を与えて下さい」と言うと、「お前にくれるものはない」と言われたので、「そうでしたら水でも一杯飲ませて下さい」と言うと、「水もない」と言われ、「それでは煙草を少し吸わせて下さい」と言うと、「お前に貸せる火はない」と言われたので、仕方なくそこから戻って次の家へ行き、そこでようやく水を飲ませてもらったが、そこも追い出されて歩いていると、「とてもひもじくなって、仕方がないので何か食べる物を下さい」とある人に言うと、「自分達の食べ残したものでよければ」と言って、与えてくれた。非常に色々歩き回ったので、食べ終わると眠ってしまった。その後、この人が起きてからも水を飲ませてくれたり、煙草を吸わせてくれたりして、「疲れているんでしたらここへ泊りなさい」と言ってくれた。この泊めてもらった家が東恩納当の家であった。そこでこの人は死んでしまった。今日はもう夜も遅いので、葬式も出来ないので、棺桶を作ってこの人をその中に入れた。しかし、自分の関係のある人ではなかったので、門の外において、明日夜が明けたら葬式をしようと思っていた。そうすると次の日になり夜も明け、葬式をしないといけないと思い、自分達だけでなく身寄りにも連絡を取って一緒にやらないといけないと考え、この棺桶を動かそうとすると非常に重くて、その中身は黄金になっていた。それから東恩納当の黄金ほ話が始まっている。この後からそうした本人であるお爺さんが今からは自分の所にどんな人が来て、食べ物や飲み水を下さいと訪れても決して粗末に扱ってはいけないということで、物を与えたり、水を与えたりしていた。
| レコード番号 | 47O412607 |
|---|---|
| CD番号 | 47O41C104 |
| 決定題名 | 東恩納当 大歳の客(シマグチ) |
| 話者がつけた題名 | - |
| 話者名 | 町田キヨ |
| 話者名かな | まちだきよ |
| 生年月日 | 19060908 |
| 性別 | 女 |
| 出身地 | 石川市東恩納 |
| 記録日 | 19820802 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄口承文芸学術調査団 |
| 元テープ番号 | 石川市T21A02 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 本格昔話 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | 祖母から聞いた。 |
| 文字化資料 | - |
| キーワード | 金持ち,汚い恰好,食べ物を,水,煙草,追い出された,東恩納当,死んだ,棺桶,黄金 |
| 梗概(こうがい) | ある日、村一番の金持ちがいたそうだ。そこに汚い恰好をした人が現れて、「おなかがすいているので何か食べる物を与えて下さい」と言うと、「お前にくれるものはない」と言われたので、「そうでしたら水でも一杯飲ませて下さい」と言うと、「水もない」と言われ、「それでは煙草を少し吸わせて下さい」と言うと、「お前に貸せる火はない」と言われたので、仕方なくそこから戻って次の家へ行き、そこでようやく水を飲ませてもらったが、そこも追い出されて歩いていると、「とてもひもじくなって、仕方がないので何か食べる物を下さい」とある人に言うと、「自分達の食べ残したものでよければ」と言って、与えてくれた。非常に色々歩き回ったので、食べ終わると眠ってしまった。その後、この人が起きてからも水を飲ませてくれたり、煙草を吸わせてくれたりして、「疲れているんでしたらここへ泊りなさい」と言ってくれた。この泊めてもらった家が東恩納当の家であった。そこでこの人は死んでしまった。今日はもう夜も遅いので、葬式も出来ないので、棺桶を作ってこの人をその中に入れた。しかし、自分の関係のある人ではなかったので、門の外において、明日夜が明けたら葬式をしようと思っていた。そうすると次の日になり夜も明け、葬式をしないといけないと思い、自分達だけでなく身寄りにも連絡を取って一緒にやらないといけないと考え、この棺桶を動かそうとすると非常に重くて、その中身は黄金になっていた。それから東恩納当の黄金ほ話が始まっている。この後からそうした本人であるお爺さんが今からは自分の所にどんな人が来て、食べ物や飲み水を下さいと訪れても決して粗末に扱ってはいけないということで、物を与えたり、水を与えたりしていた。 |
| 全体の記録時間数 | 5:22 |
| 物語の時間数 | 5:06 |
| 言語識別 | 方言 |
| 音源の質 | 〇 |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |