キジムナー(共通語)

概要

私の長男が、近所の人十名ぐらいと、お爺さんとで、夜魚釣りに行ったんだって。夜はよく魚が取れたらしくある日、魚をたくさん釣ってから、もうそろそろ帰ろうかなあと思って、立ってあっちこっち見渡したら誰もいない。キジムナーだけが、下をこううつむいていたんだって。それから、もうびっくりして、浜からあがり、山道の狭い・アダン葉の中を走って、走ってきたもんだから、足にケガをして、血を流しながら帰ったので、「どうしたの。」ちゅうたら、「私一人で、もう恐くてよう走ってきたよう。魚は走りながら、みんな捨ててきたよう。」「んー。それはいいことをしたねえ。あれは捨てた方がいいんだよう。」と。釣った魚を、そのまま家に持って帰ってくると、キジムナーが魚欲しさに、家までついてくるという話を親たちから聞いて知っていたので。そして、もし魚を家まで持ってきた時は、捨てた方がいいちゅうて。 ああいうことがあってからは、こわくて、あんまり夜は行かなくなった。キジムナーととても仲がよかったが毎日やってくるのでキジムナーの家を焼いた。その中にはキジムナーのめくらの子がいて死んでしまったので、キジムナーはおこって、その人の家を焼いてしまった。

再生時間:3:23

民話詳細DATA

レコード番号 47O412518
CD番号 47O41C099
決定題名 キジムナー(共通語)
話者がつけた題名
話者名 比嘉ツル
話者名かな ひがつる
生年月日 19051201
性別
出身地 名護市屋部
記録日 19820805
記録者の所属組織 沖縄口承文芸学術調査団
元テープ番号 石川市T15A06
元テープ管理者 沖縄伝承話資料センター
分類 世間話
発句(ほっく)
伝承事情 話者の長男から聞いた話。
文字化資料
キーワード キジムナー,家を焼いた
梗概(こうがい) 私の長男が、近所の人十名ぐらいと、お爺さんとで、夜魚釣りに行ったんだって。夜はよく魚が取れたらしくある日、魚をたくさん釣ってから、もうそろそろ帰ろうかなあと思って、立ってあっちこっち見渡したら誰もいない。キジムナーだけが、下をこううつむいていたんだって。それから、もうびっくりして、浜からあがり、山道の狭い・アダン葉の中を走って、走ってきたもんだから、足にケガをして、血を流しながら帰ったので、「どうしたの。」ちゅうたら、「私一人で、もう恐くてよう走ってきたよう。魚は走りながら、みんな捨ててきたよう。」「んー。それはいいことをしたねえ。あれは捨てた方がいいんだよう。」と。釣った魚を、そのまま家に持って帰ってくると、キジムナーが魚欲しさに、家までついてくるという話を親たちから聞いて知っていたので。そして、もし魚を家まで持ってきた時は、捨てた方がいいちゅうて。 ああいうことがあってからは、こわくて、あんまり夜は行かなくなった。キジムナーととても仲がよかったが毎日やってくるのでキジムナーの家を焼いた。その中にはキジムナーのめくらの子がいて死んでしまったので、キジムナーはおこって、その人の家を焼いてしまった。
全体の記録時間数 3:32
物語の時間数 3:23
言語識別 共通語
音源の質
テープ番号
予備項目1

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