眠虫次良(シマグチ)

にーぶいじらー

概要

眠虫次良という男がいたそうだ。この眠虫次良というのは、今日になっても明日になっても、いつも寝ているわけさ。ただ腹がへったときには起きてご飯を食べたりしていたのだがね。これはもう寝てばかりいるから、貧乏者なわけさ。それで、この眠虫次良はね、「どうしたらいい女が当たるかなあ。」といつも何も仕事もしないで寝ていて、ただその悪い考えだけをしているわけさ。この眠虫次良の隣はとても大変な大金持ちの家でいい女がいたって。次良はね、鷺を取っ捕まえて来てね、そして鷺の足に提灯も縛って、それ白い着物を着てね、下には黒い着物を着て、その白い着物もまた早く脱げるように仕組んだわけさ。そこの金持の家の門に高い木が生えていたって。その木に、提灯を足に縛った鷺を持って登ると、鷺は提灯をはずして袖のところに置いていて、そこの家が起きるくらいにね、「私は天から来たんだから、よく聞きなさいよ。お前達の娘を隣ヘ嫁にやりなさい。もうこの眠虫次良は人間とは思われないような変な人だけど、そいつと一緒にしたら大変な大金持になって大変幸福になるよ。」と大声で叫んだわけさ。暗聞で次良は真白い着物を着ているでしょう。だから、主人達は、神様と思って、「そうですか、それならもう御天からそういわれるんですから承知致しました。」と言った。そしたら、あの真暗聞でも見える白い着物は素早く脱いで、下は黒い着物を着ている。また白鷺の足には火をつけた提灯を縛ってたでしょう。それで、本当の神様と考えさせるために鷺を飛ばしたら、この白鷺は提灯をつけたまま上に飛んで行ったのさ。そして眠虫次良はね、後はもう自分が考えたとおりに隣の娘を嫁にすることになったさあね、それから、眠虫次良はもうよく働いて本当に幸福になったって。

再生時間:4:16

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民話詳細DATA

レコード番号 47O412510
CD番号 47O41C098
決定題名 眠虫次良(シマグチ)
話者がつけた題名
話者名 伊波豊吉
話者名かな いはとよきち
生年月日 19121108
性別
出身地 石川市石川
記録日 19820804
記録者の所属組織 沖縄口承文芸学術調査団
元テープ番号 石川市T14B04
元テープ管理者 沖縄伝承話資料センター
分類 本格昔話
発句(ほっく)
伝承事情
文字化資料 いしかわの民話昔話編P35
キーワード ,眠虫次良,貧乏者,大金持ち,鷺,提灯,白い着物,娘,隣ヘ嫁に
梗概(こうがい) 眠虫次良という男がいたそうだ。この眠虫次良というのは、今日になっても明日になっても、いつも寝ているわけさ。ただ腹がへったときには起きてご飯を食べたりしていたのだがね。これはもう寝てばかりいるから、貧乏者なわけさ。それで、この眠虫次良はね、「どうしたらいい女が当たるかなあ。」といつも何も仕事もしないで寝ていて、ただその悪い考えだけをしているわけさ。この眠虫次良の隣はとても大変な大金持ちの家でいい女がいたって。次良はね、鷺を取っ捕まえて来てね、そして鷺の足に提灯も縛って、それ白い着物を着てね、下には黒い着物を着て、その白い着物もまた早く脱げるように仕組んだわけさ。そこの金持の家の門に高い木が生えていたって。その木に、提灯を足に縛った鷺を持って登ると、鷺は提灯をはずして袖のところに置いていて、そこの家が起きるくらいにね、「私は天から来たんだから、よく聞きなさいよ。お前達の娘を隣ヘ嫁にやりなさい。もうこの眠虫次良は人間とは思われないような変な人だけど、そいつと一緒にしたら大変な大金持になって大変幸福になるよ。」と大声で叫んだわけさ。暗聞で次良は真白い着物を着ているでしょう。だから、主人達は、神様と思って、「そうですか、それならもう御天からそういわれるんですから承知致しました。」と言った。そしたら、あの真暗聞でも見える白い着物は素早く脱いで、下は黒い着物を着ている。また白鷺の足には火をつけた提灯を縛ってたでしょう。それで、本当の神様と考えさせるために鷺を飛ばしたら、この白鷺は提灯をつけたまま上に飛んで行ったのさ。そして眠虫次良はね、後はもう自分が考えたとおりに隣の娘を嫁にすることになったさあね、それから、眠虫次良はもうよく働いて本当に幸福になったって。
全体の記録時間数 4:25
物語の時間数 4:16
言語識別 方言
音源の質
テープ番号
予備項目1

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